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若妻痴漢電車
著者 瀬井隆 (著)
青年実業家の夫を事故で亡くした若妻・彩華は、電車内で遭遇した大胆な痴漢に羞恥と屈辱を味わっていた。だが、その巧みな刺激が頭ばかりか身体まで痺れさせ、肉体を持てあました女の...
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若妻痴漢電車
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商品説明
青年実業家の夫を事故で亡くした若妻・彩華は、電車内で遭遇した大胆な痴漢に羞恥と屈辱を味わっていた。だが、その巧みな刺激が頭ばかりか身体まで痺れさせ、肉体を持てあました女の性感を高めていく。義姉とその愛人の策略により、ますます深みに嵌るが……。
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紙の本
むしろ調教モノだが展開がストレート過ぎるか
2015/03/30 02:04
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒロインは確かに28歳の若妻だが未亡人でもある。そして電車痴漢はあくまで舞台設定であり、ヒロインに潜むM性が見抜かれ、開発されていく展開はむしろ調教の色合いが濃い作品と言える。
亡夫の生前の言葉を発端としながら、その遺志を継いだかのようにヒロインの属性を見抜いて奈落への片道切符を用意するのは34歳の義姉(亡夫の実姉)。頼みもしないのに積極的なのは義姉にも秘密があるからだが、ここからは思いのほかストレートに話が進む。義姉と繋がりのある人物の手引きで清楚かつ貞淑なセレブ妻たるヒロインが調教される展開が続き、エスカレートし、最後は複数の男に囲まれて代わる代わる弄ばれるに至って自らの性癖を知らしめられたヒロインは嬉々として受け入れる……のだが、ここまでがほぼ一本調子の印象である。
亡夫に加えて義姉からも示唆されたM性についてヒロインは割と早い段階から薄々感づいているようなフシがあり、理不尽な調教に対して困惑・懊悩はするし相応に抵抗もするのだが、そうした葛藤に揺れるというよりも漠然と「そうかもしれない」と感じている属性(性癖)について「本当に?」と確認を繰り返しているような心情描写に終始しているからかもしれない。
痴漢モノかと思ったらそうでもないところでタイトルとの違和感があり、調教モノとしては如何にも今から始めますよ的なオープンさが却って興を削ぐ面もある予定調和の繰り返しに感じられたことがイマイチ感に拍車をかけた気がした。