読割 50
電子書籍
ミレーの生涯
著者 著者:アルフレッド・サンスィエ , 監訳:井出 洋一郎
「芸術は命がけだ」--〈種まく人〉〈落穂拾い〉をはじめ、農民の真の美しさを描き続けた画家ミレー。感動の名画を生んだのは、波乱と苦難に満ちた生涯だった。ミレー生誕200年を...
ミレーの生涯
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
ミレーの生涯 (角川ソフィア文庫)
商品説明
「芸術は命がけだ」--〈種まく人〉〈落穂拾い〉をはじめ、農民の真の美しさを描き続けた画家ミレー。感動の名画を生んだのは、波乱と苦難に満ちた生涯だった。ミレー生誕200年を機に貴重な伝記を復刊!
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
真の芸術家ここにあり。
2014/08/10 15:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ところ点 - この投稿者のレビュー一覧を見る
30年以上前、クラシック音楽に興味を持ち始めた高校生の頃、家にあったベートーヴェンの田園交響曲のLPレコードをよく聴いていた。そのレコードのジャケットには、ミレーの落穂拾いが印刷されていて、じっと眺めながら聴いたものだ。
美しい音楽と美しい絵画。しかし、その裏で、芸術家は(真の芸術家ほど)、計り知れない苦悩を背負って生きてきた。本書におけるミレーの場合、いかなる艱難辛苦があろうとも、一貫して農民や自然の尊厳を格調高く描く姿勢を貫いたところが感動的だ。著者はミレーの友人でもあり、ミレーから受け取った手紙も紹介しながら現実味を帯びて語られる。そう言えば、ベートーヴェンの生涯も苦闘の連続だった。芸術家も大変だ。
ところで、本書には表紙を開いた最初に数ページのカラーの口絵があるほか、本文中にも多数の挿絵があるが、この本文中の挿絵もカラーだったらもっと良かったと思う。