戦士志願
著者 ロイス・マクマスター・ビジョルド , 小木曽絢子
惑星バラヤーの貴族の嫡子として生まれながら、身体的ハンデを背負って育ったマイルズ。17歳になり帝国軍士官学校の入試に臨んだ彼だったが、生来のハンデと自分の不注意のために試...
戦士志願
商品説明
惑星バラヤーの貴族の嫡子として生まれながら、身体的ハンデを背負って育ったマイルズ。17歳になり帝国軍士官学校の入試に臨んだ彼だったが、生来のハンデと自分の不注意のために試験に失敗、一切の希望が奪われたかに思われた。だが彼のむこうみずな性格が思わぬ道を切り拓く。ふとしたことから、身分を隠して大宇宙へ乗り出すことになったのだ。頼れるものは自らの知略だけ。しかし、さすがにマイルズも予期してはいなかった……この自分が、戦乱のタウ・ヴェルデ星系の真っ只中で実戦を指揮することになろうとは……! ユーモアと冒険の大人気スペースオペラ、ヴォルコシガン・シリーズ第1弾。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
とびっきりの面白い物語、あります
2001/02/17 19:09
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:竹洞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、楽しい事が無いなぁ…。わくわくした事って、近頃あったっけ? そんなあなたに、とびっきりの面白い物語、あります。
ストーリーについては、語らず、どうすれば、この物語が楽しめるかだけを書きましょう。(笑)
この物語は、ワームホール・ネクサス未来史の一部となっています。主人公であるマイルズ・ネイスミス提督(ヴォルコシガン)の両親である、アラール・ヴォルコシガン、コーデリア・ネイスミスの出会いの物語である『名誉のかけら』から読むと、一層感慨を持って物語を読めると思います。
『バラヤー内乱』を読むと、マイルズお付のボサリ軍曹のことが、より一層読者の心を捉えて離しません。
これら二冊を読んでから、この『戦士志願』を読むと、ラストシーンは絶対泣けます。うん、絶対。(笑)
あとは、心の赴くままに、『無限の境界』『ヴォル・ゲーム』『親愛なるクローン』を読むだけです。(^^)
あ、そうそう、この世界の創世期を知りたければ、『自由軌道』を読むといいでしょう。
この書評を読んだからには、このシリーズ、読まないと損しますよ。ホント。(笑)
では、眠れぬわくわくする夜をお過ごしください。
※はまり過ぎて、寝不足にならないように気をつけましょう。
中世とSFの融合
2019/09/17 21:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SF好きMiddleAged - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は中世の名誉を重んじる環境から宇宙に飛び出していく物語。
うまく融合出来てとても面白いSF小説と思います。
とにかく面白いです
2017/02/23 17:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミント - この投稿者のレビュー一覧を見る
お気に入りの作者でもうシリーズを全部読んで今度新しい本マイルズの旅路は予約しました
でもなんといっても この戦士志願 ハチャメチャで面白かったです
障害者が主人公でハンであるのに人並み以上にすごい行動力知力そしてハッタリで切り抜けていく
偏見差別からどんどん周りに認めさせていく力溢れる主人公
目が離せないです
何度読み返したかなぁ
新作出るたんびに見返してこの物語に浸ってます
これだけ長い間本を買い続けてる作者はビジョルドだけです
大好きです
ほかの本は図書館から借りて読んでるけどマイルズシリーズだけはお金払ってみてます。
それだけの価値ある本だと思います
深く考えさせられるところもあり単なる娯楽小説じゃないところも気に入ってます
ぜひ読んでみてくださいね
徹夜に注意してください!
2003/04/21 21:01
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ワームホール・ネクサス」シリーズの第一作です。
バラヤーという惑星の貴族制軍隊社会を舞台にした作品です。
バラヤーが在るのはワームホールによる超空間ジャンプが一般化し、
各殖民星が種々雑多な社会を形成している「ワームホール・ネクサス宇宙」
舞台としてはアシモフ老師の銀河帝国の前史のような感じです。
よくあるSFの舞台なんですが主人公が身障者ということで、
登場人物の心理描写に深みが出ています。
身障者に対する軽視、蔑視。
貴族の嫡子に対する妬み、嫉み。
本人の劣等感、プライド、などなど…
主人公のマイルズ君は身障者で保護具が無いと立つことも不自由です。
本当は小心者なんですが、貴族のプライドと身体的ハンデの劣等感から
とんでもない負けず嫌いでもあります。
その彼が傷心旅行の途中に揉め事に口を挟んでしまいます。
貴族として国を治める人間がこんな揉め事ぐらい収められなくて
どうするんだ?
という変なプライド(自分の力?)を立証するために…
揉め事を収めるために軽い気持ちで言ったホラ話とハッタリで収拾が
付かなくなってきます。
一つのホラを次のホラでつじつまを合わせると次の問題が起こり、
ハッタリを見破られると自分の命が危ないため次のハッタリを
利かせてしまう。
雪だるまのように周囲の人間も巻き込んで戦乱の中に
頭から突っ込んでしまいます。
映画では、たまに見られますね、こんな展開の筋立てが。
最後の方で小心者のマイルズ君の胃に穴が開いてしまうのはご愛嬌です(笑
いやあ、面白いです。
通勤電車で読むなんてのは、お奨めできません。
休みで何もする事が無い時に枕元に飲食物を置いて
ベッドに寝転んで一気に読むのがお奨めです。
この作品は映画と同じように集中して読むのが
正しい読み方だと思います。
夜に読むと終わるまで寝られないかもしれません(笑
ご注意ください。
さすがビジョルド
2012/07/24 17:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SOLA - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーファンなので、ビジョルドは死者の短剣や5神教シリーズから入った。
SFとしてはスペースオペラもの。さすがビジョルド結構読ませます。
機転とハッタリで傭兵団の提督に。宇宙冒険SF!
2000/12/13 01:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒラノマドカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あなたの前向きの姿勢ってやつは、そのうちついてくる者をみんな崖っぷちに追い込むんじゃないのかな」といって言葉を切った彼の顔に笑みが広がった。「落っこちる途中で、みんなに空を飛べると信じ込ませるだろうがね」
マイルズ・ヴォルコシガンは17歳。万年躁状態の明るいぶっ飛んだ性格と、よく回転する頭脳、素晴らしい機転と、次々に飛び出す口からでまかせの嘘、その場限りのハッタリの数々。誰にも負けられないという高いプライドと、一途な正義感で、周りの大人たちをだまくらかし、人心を掌握し、あっという間に数千人の傭兵団の提督になり大活躍する。故郷では兵隊にすら慣れなかったのに。
身体的な障害と、やたらと立派な家柄のせいで、超巨大なコンプレックスの塊を抱えた少年が、悩み葛藤しながら、自らの手で未来と勝利を勝ち取る正統派成長物語。主人公のマイルズ君がひたすら熱くて、魅力的。架空の傭兵隊の提督として資金集めに奔走する傍ら、恋に悩み、嫉妬に傷つき、挫折し、戦い、乗り越えていく様には、とにかく元気になれること請け合いの、血沸き肉踊る宇宙冒険SF。
(ヒラノマドカ/ざぼん http://www.bea.hi-ho.ne.jp/madoka/)