紙の本
ぜひ読んでほしい。
2012/08/01 16:16
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投稿者:MOG - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きな巷説シリーズです。
巷説シリーズの前説としての位置づけです。
又市が上方から江戸に上るきっかけなど、知られざる
過去が明らかになります。
この巷説シリーズは、読後感がすっきりするので
一番好きです。
紙の本
若かりし又市の物語
2018/12/30 19:21
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを読めば、また最初の『巷説百物語』を読み返したくなります。若かりし又市の理想を追い求める姿が描かれていてすごく良かったです!必殺仕事人ばりのやるかやられるかの緊迫した話もあり、長さを感じない出来でした。
紙の本
あの人も出ます
2015/08/22 16:02
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投稿者:あなご - この投稿者のレビュー一覧を見る
巷説百物語から時代は遡り、若かりし頃の又市の話。又市の一人称は珍しいと思う。巷説、続、後では常に他者の視点から描写されていた又市の内面が見られる(若い頃のだけれども)。
登場人物は新しい人物に加えて、お馴染みの人物も。アニメからはあの人が、過去の巷説シリーズからはあの人たちが、と言う感じ。なので、全くの別物にはならず、かつ新鮮味もある。
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祝・文庫落ち!!!
御行じゃなかったのか!
巷説百物語の舞台が加速度的に組みあがっていく
過程がゾクゾクするほど面白いです。私は。
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2009/12/26 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2016/10/9〜10/24
7年ものの積読本。小股潜りの又市が、後の又市になるまでを描く。いやいや、こんな前身があったとは。最終話の「旧鼠」の仕掛けはすごい。最後のセリフ、「御行奉為」は痺れるなあ。もう一度、続くシリーズを読み返したくなるけど、時間がないよなあ。
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待ってました文庫化。又市さんが『青臭い青臭い』連発されてて新鮮でした。やりきれない話には胸が痛んだけど、『まかしょう』が出て来たときには思わず『キターーーー!!』心の中で絶叫。
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江戸。
誰も知らない、裏の稼業。
しかし、悪党にも悪党の志がある。
そんな、シリイズ。
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2010年最初の読了本。
好きなシリーズなので楽しく読みました。
まだ青い感じの又市さんが目を引きました。
シリーズを通して読み返したくなりました。
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又さんがとても青い頃のお話。
他のシリーズと違って若くて子供な感じの残る又さんががんばってます。
御行になるまでの道筋。
やっぱり最後にほろ苦いんだな。
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百物語はじまりの物語。
上方から江戸に流れてきた双六売りの又一は、ある事件から「ゑんま屋」を手伝うことになる。
「ゑんま屋」は、損をお金で引き取る損料屋。依頼人の損を埋めるために、又一たちは様々な妖怪からくりを江戸の町にしかける。
依頼を解決する内に見えてきた、裏で江戸を牛耳る黒幕の存在。
多くの謎を持つ強敵が、じわじわと又一たちに迫ってくる。
シリーズ第4弾ですが、ここからでも楽しめました。
実は巷説百物語のシリーズはちゃんと読んだことがないのです(´・ω・`)
でてくる方々がことごとく魅力的で、夢中になって読みました。
そしてラストが切なすぎる…!
シリーズ制覇したいなー。
2010.1.7
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シリーズ第4作ですが、これまでとはやや趣が異なります。
これまでは怪異、あるいは妖怪が先にあって、最後にその仕掛けが出てくるという構図でしたが、今回は、仕掛ける側が先に出てくる。
なので、従前より読みやすい。
一方で、ややもすれば、あっさりしすぎていて物足りない感も。
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若き又市の損料屋から御行になるまでのお話。
<簡単メモ>
寝肥(ねぶとり) 舞台の小道具の蝦蟇作りかけ・まだ肌色
周防大蟆(すおうのおおがま) 蝦蟇大き過ぎて作り直し中
二口女(ふたくちおんな) 偽物の傷の試作品
かみなり イタチを捕まえました
山地乳(やまちち) 祇右衛門のからくり・黒絵馬
旧鼠(きゅうそ) VS祇右衛門・沢山の人死が・・・
京極さんの本は本当に面白いと思います。色々好きなシリーズはありますが、此方は短編なので読み易くお気に入り。とは言え、一話一話長いしお話も深いんですけど。
お気に入りは山崎と久瀬と志方が好きです。
山崎のあの幸薄そうな所とか、久瀬の学者肌の所とか志方の真っ直ぐなところとか。
続きが読みたくなる作品ですよね。一度読んでますが、改めて巷説百物語を読もうと思います。
<登場人物メモ>
又市 双六売り
お甲 ゑんま屋の元締
長耳の仲蔵 手遊屋
林蔵 縁起物屋
久瀬棠庵 本草学者で医者
志方兵吾 南町奉行所の定町廻り同心
山崎寅之助 元鳥見役の凄腕の侍
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小悪党の又市が、損料屋として関わった仕事の話。巷説百物語シリーズの前章という位置づけ
舞台は江戸。人の死なない図面が引けないかと個々の事例で何度も考え込む又市。彼なりの、筋の通し方を考え続けようとする姿勢が良い。なるほど、ここを経て、「巷説百物語」に続いていくのか。江戸の世には「枠」がある、という十手持ちの言葉がなかなか。
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いやあ又市が若いですなあ。そりゃ始まりの物語だから当たり前と言えば当たり前なのですが。これがあっての、あの御行の又市なのかと納得。刊行順に読むのが面白味増すけれど、これを読んだら前のシリーズを再読したくなりますね。
妖怪に擬した仕掛けの面白味ももちろん、身分制の持つ重みや人の生き方を語っているんですね。しかもそれすらもきちんとエンターテインメントとして仕上げているのが、京極夏彦の凄さでしょうね。
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読むまではページ数に不安を感じますが、読み出すと面白くてサクサク進みます。「寝肥」を読んで、ふと「どすこい(仮)」を思い出しました。