電子書籍
春のソナタ
著者 三田誠広
聡明で、魅力的な表情の女性だ――17歳の直樹が年上の早苗に抱いた第一印象である。高校生のバイオリニストの直樹は、音楽を愛しながらも、ピアニストの父と同じ道を進むことをため...
春のソナタ
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春のソナタ 純愛・高校編 (集英社文庫)
商品説明
聡明で、魅力的な表情の女性だ――17歳の直樹が年上の早苗に抱いた第一印象である。高校生のバイオリニストの直樹は、音楽を愛しながらも、ピアニストの父と同じ道を進むことをためらう。そんなある時、美貌の早苗に出会った。その時から彼の生活に明らかな変化が起きる。高校生の愛と自立、人生の試練を流麗に描く青春小説。
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紙の本
よき。
2021/10/18 10:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『いちご同盟』がよかったので、読んでみた。
『いちご同盟』が静謐な小説だとすれば、こちらは対照的に、動的な小説。
主人公も、バイオリンが弾けて、柔道もでき、女子にも持てるという、「リア充」。
それでも、小説は良かった。
『いちご同盟』では、三人の関係だったけれども、本作はいろいろな人物が登場する。
そして、音楽の使い方がとてもいい。
青春小説として、最後まで楽しめた。
紙の本
静かな部屋で読む事をお勧めします。
2001/05/23 23:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:川原 いづみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
聡明で、魅力的な表情の女性だー。十七歳の直樹が年上の早苗に抱いた第一印象である。高校生のバイオリニストの直樹は、音楽を愛しながらも、ピアニストの父と同じ道を進むことをためらう。そんなある時、美貌の早苗に出会った。その時から彼の生活に明らかな変化が起きる。
…というあらすじを読めば、高校生男子の年上のお姉様に対する恋慕の情がテーマなのかしらと思うんですけど。これが全然違った。思わぬ誤算でした。プラスの方に働いたんですが。
直樹自身はどちらかと言えば淡々としているのに、彼の目というフィルタを通して大人たちがぐっと浮き上がって見えるんです。第三者としての目線のままに、感じ取れるすれすれの人間臭さ。高飛車で魅力的な早苗を取り巻く、ずっと年上の男たち、そしてピアニストである彼の父親。
この方、男性を魅力たっぷりに書けるんですね。女性に関してはそうでもないんですけれど。
もう一つ、文章を通じて音楽の素晴らしさを味わいました。いや、クラシックの事はほとんど分からないし、文章を読んでも具体的なメロディが頭の中を流れたりするわけではないんですが。それでもイメージとして涌いてくるものがあって、音楽通になったような気分になれました。
読み終えたのは会社の昼休み。切なさで胸が一杯になってしまって。向かいでは上司が弁当の豆腐を啜ってるし、なんだか場違いだけど。<初読:00/06/08>
紙の本
いやー
2018/05/18 18:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな意味で好めない作品。
何より母親可哀そう過ぎるし最後全く触れてもいないし
(息子視点や夫視点で評価されるだけで、肝心の母親の本心が無い)
早苗のラストの主人公への態度は状況考えたらどう考えてもおかしいし
(いくらそういう性格だからってねえ。そもそもあっさり二人を会わせる周囲もどうなの)
あと気になるのはいろいろ欲張り過ぎなところ。
ピアノにバイオリン。バスケに柔道。クラシックにロック。
意図的に二つずつ彷徨わせているのかもしれませんが、こういうのはあまり。
ただ例の『イギリス国歌』はかなり聴いてみたいと思いました(笑)