紙の本
ちょいと日本社会の矛盾を無視しすぎではある
2018/10/30 18:55
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投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人の本は初めて読んだ。
違和感を覚えたのは次のところ。
「日本人は80歳でも働きたがる」……なら定年延長に対し「死ぬまで働かせるのか!」と怒っている日本人が多いのはなんなのか
「ボランティアも寄付も日本では自然と集まる」……常時から先進国中「低すぎる寄付金額とボランティア参加率」が問題にされ、東日本大震災の時でさえ米国の半分の割合しか寄付金が集まらなかった現実を知らないのだろうか。それに今は東北でのボランティアも足りない
また矛盾を感じたのは「日本式サービスは西洋式サービスよりもはるかにすぐれている」と言いつつその数ページ後に「空港で受けた西洋式サービスに満足」などと書いていること。
また日本を必要以上に持ち上げ過ぎており右派たる自分でも「それは言い過ぎ」「現実を直視できていない」と感じる表記が目立った
さらに言えば後半部分ではもうほぼ勉強法に触れていない
前半だけで息切れし日本賛美で後半をもたせたような形
なんとも微妙な本であった
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日本人気質の視線から書かれたビジネス書。
読書後には全体の半数近くにDog Earを付けていました(笑)
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書評動画作りました、良かったら見て下さい(^^)
http://youtu.be/OSvQowmDwSI
概略は・・・:
日本人は働くことに生きがいを感じ、他者のために生きる(死ぬ)思いが無意識のレベルから他民族よりも強い。ゆえに西欧方式の成功哲学よりも日本式の方法が必要。それは自分の成功のために学ぶのではなく「楽しい」を基準にした自分のための学び。そして自分が変われば周りが変わり、流れが変わる。その流れに従えば和の精神で他人のために生きる流れを見つける事ができる。
っというような本。その事にたどり着くいきさつで、竹田氏の体験を色々知れて、また古今東西の文物の話にも触れられるので、とても良いお勧めの本。
特に著者自身が自己啓発書を多読した事から書かれた内容が、私自信が感じていたことと一致していたので強く納得させられた。
ロバートキヨサキ氏の本に対する解説などや、諸葛孔明が召し出される前のライフスタイルからの勉強スタイルの説明も、分りやすくてなるほどと頷けた。
日本人として自信を感じ、個人として、またキリスト者として何をすべきかを考えさせられた。
すごく面白かったので文句なく星五つ。
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死生観に基づく自己啓発の考え方、日本人のお金に対する心構えなど、なるほど、と思えるところがたくさんあった。
タイトルの”勉強法”としては、著者がやっている方法を紹介するというよくある感じ。
なので、日本人としての自己啓発に興味がある人は楽しめると思う。一方、勉強法という言葉に惹かれて買うとちょっと面食らうかも。
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目から鱗。読んでいて納得の一言。当たり前のことで、自分もずっとわかっていたこと。でも、今まではそれを見ないようにしてきた…そんなことが書かれています。日本人が読む上で一番納得のいく自己啓発本じゃないだろうか。
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人の為に働く概念ない西洋の成功哲学は、日本人には、馴染まないところがある。
日本人の働き方の価値観が、幕末期、終戦時の危機に奇跡的な発展させた。
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前回紹介した、養老先生のとなりにいたこの本。
思わず手に取ってしまいました。さんまのまんまでゲストに来ていて、
思ってたよりいい子だな。
と好感度アップしたので読むことにしました。
どうも、やしきたかじんのそこまでいっていいんかい、に出てたような気がしていたけど、出てたらしいです。たまにしか見ないので見ておけばよかったな〜と思います。
余談ですが、今なら伊勢神宮または明治神宮の竹田さんといこう!企画の応募券が入っているので興味があれば。(各30名さまで締め切りが来月末なんだけど、本のカバーの3角部分を切らなきゃいけないのが、なんだかこっ恥ずかしいのでなかなか竹田さんプレゼントには手がでません)
さて、まさかと思ったけど、養老さんとかぶります。
「自分」の壁 (新潮新書)
(2014/06/13)
養老 孟司
商品詳細を見る
結局日本人が西洋人の思考をそのままに 勉強や仕事をしたところで、根底が違うでしょ?
という話。それが、良いとか悪いとかそういうことじゃなくて、日本人でしょ?
という話。
人との接し方とか人にものを頼む時にこととか、勉強の本気度とか、
なんだか当たり前すぎることを当たり前に書いてあるんだけど、
ココ最近、そういうのがなかったから逆に新鮮だな〜。と思います。
ちょっと次元が違いすぎて、私のような専業主婦には「ふううん。」て感じになってしまう悲しい結果だったんですが、
最後に惜しまれて死ぬことが幸せでしょ?
とかいう部分はわかるな〜と思いました。
自分一人の体じゃないんだから。
みたいなかんじのことは実にそうだなと思います。自分が死んだら少なからず周りの人には衝撃を与える訳で、悲しんでくれるとかそういうこと以前に、周りの人に生かされているんだなという話です。
ほんと、養老さんとすっかりかぶっています。
養老さんのは対談してからすっきりまとめて書かれている文章なのでフラフラフラ〜っと飛びまくる本ですが、竹田さんのは後援会を聞いているようなツラツラツラ〜っとしている文章です。
文学ではないのでこれで良いんだと思いますが、そろそろ文学っぽいのを読んだ方がいいなあ。と思う今日この頃です。
日本再発見。日本人が日本が好きな話はあまり好きではなかったんですが、
器用だからとかいう理由で日本が再建できた訳ではなく、日本の根底から流れている意識そのものが日本再建を導いたということがよくわかりました。
一瞬、いやみな本ですが、実物は好印象な人物なので、テレビの竹田さんを体感してから読むと 受け入れやすいと思います。
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いい、すごくいい本だと思います。読んでて目の前がさーっと明るくなる感じがしました。一見すると「夢をもつことのデメリット」とか「単なるプラス思考も百害あって一利なし」など、一般的な成功学の本とは真逆の内容なので「え?」という不信感もありましたが、読むとそれらは払拭され、納得、納得。
ただ、「勉強法」というタイトルから、具体的なノウハウを期待していた人にはやや観点が違うかなとは思いますが…。
それよりも勉強そのものに対する考え方、学ぶ力、生きる姿勢、働く意味などを学べる本だと思います。
P104 孫正義氏の講演エピソードも必見です。
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人生は他者からの預かりもの
世のため人のために生かされている
いただきますは、あなたの命をいただきます
イラク戦争で人生観が変わった
どんなかたちで見送られたら、幸せを感じながら安らかに逝くことができるか
聖書では、神、人間、自然であり、日本人の自然観とは異なる
西洋社会では、リタイヤして余暇を求めるという価値観
日本人にとって働くとは生きがいであり幸せそのもの
自分に向いている仕事などこの世にない
要求された以上の仕事をするのが日本人、要求された仕事しかやらないのが欧米人、要求された仕事すらやらないのが中国人
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タイトル&表紙にひかれ購入。竹田氏の絶妙なトークがどのようにしてなされているのかが納得できた。しばらく竹田氏の本を読んでみようと思う。
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本当に「勉強法だけ」を知りたいなら6章中2章を読めば良い。
広く生き方と捉えれば全体を通して読むべき。
日本人の勉強法というよりも生き方論的な感じ。
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良書。参考になった。
テレビや講演の印象が変わった。なかなか偉い人だ。
西洋的な、夢を求める自己啓発本は、確かに違和感があった。それは、日本人が、考え方が違う、働くことを生きがいと感じるからだ、に合点がいった。
お金持ちより、惜しまれて亡くなる人生を。
夢を固定化しない。柔軟に。
何かを捨てる。著者は、プライベートを捨てているそうだ。
10語ろうとしたら、10ではだめ。1000から10まを語れば余裕がある。
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たしかに、自己啓発系のほとんどは、西洋的な価値観の上での「成功」
日本人的なものの捉え方で考えてみることも大切だと思う。
西洋で夢(dream)を辞書でひくと、「かなえるもの」とでるが、日本の辞書では夢は「かなわないもの、はなかないもの」とでる。
たしかにっ!
また、宗教的にも仕事を原罪として捉えている人達とは、確かに価値観が違うと思う。
日本人ならではの思考法って大切だと思う。
タイトルにある「勉強法」は「生き方」としても良いかもしれない。
この本では具体的な勉強方法の解説には重点が置かれていない。
けども、それよりも大きな「人生」についての考え方を示唆してくれる。
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【内容(「BOOK」データベースより)】
世の中に溢れる成功哲学の書。しかしどれを読んでも腑に落ちない、ましてや成功できない、という思いを持った人は少なくないはず。著者自身、ビジネス書を読み漁った時期もあったそうですが、日本文化の神髄を学ぶほど、西洋の価値観を前提にいくら勉強しても、結局は無意味であることを悟ったと言います。「日本式成功哲学」は西洋式とは正反対。本書では「夢を持つことのデメリット」「プラス思考よりもマイナス思考」などのマインドセットから、竹田流・情報インプット術、円滑なコミュニケーションの極意までを大公開。「生きる意味」も学べる一生モノの勉強法、ここに誕生。
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【著者略歴 (amazonより)】
竹田/恒泰
昭和50年(1975)旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。専門は憲法学・史学。作家。平成18年(2006)に著書『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で第15回山本七平賞を受賞
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【目次】
第1章 まずは「日本式成功哲学」の構造を学ぼう―「よりよく生きる」とは「よりよく死ぬ」こと
第2章 夢を持つことの大きなデメリット―単なるプラス思考も百害あって一利なし
第3章 勉強が人生にもたらしてくれるもの―「緊急ではないが重要なこと」をこなすマネジメント術
第4章 竹田式・情報収集の実践メソッド―本や新聞の活用法から「情報のソムリエ」の押さえ方まで
第5章 コミュニケーション力と人脈のつくり方―1000の中から10を語れるような人間になれ
第6章 日本人にとってお金とは何か―「お金がついてくる人」は仕事のために生きている
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旧皇族の著者が教える勉強法。
おもしろい表現だと印象に残ったのは、「勉強するほど無知になる」ということ。
物事を知り始めると、あれも知らない、これも知らないと自分の無知に気づくと言うもの。
自分の無知に気づいて初めて勉強の大切さ、何を学ぶべきかが見えてくるのであろう。
また、必要なことを知りたければ400時間勉強するというのもすごい。
400時間と言えば1日2時間としても200日。
そのくらいしっかり学ぶことで本当の知識は身につくものなのであろうか。
そして隙間時間勉強法。
私もiphoneなどで実践しているが、著者は「ほどとく緩く、続けられる範囲で」というのは以外である。
もっとぎりぎりまで自分を追い込めという言葉が出てくるかと思っていた。
これは、タスク管理でも共通する部分である。
年間、月間、日別でタスク管理を行い、できなければ次の日に送るというもの。
そうすることで重要でないものが見えてくると書いてある。
確かに、どんどんと次の日に送られるものは自分にとって、本当は不要なものであるはずであり、タスク粗はずせる程度のものであろう。
全体を眺めてみて、もう少し余裕を持った勉強をしていこうと感じさせられた。
10分立ち読み
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この本は、座学のような勉強法が書かれている訳ではなく、人間はどのように生きることが幸せなのかという哲学的な面から、著者が実際に行っている仕事で役立つスキル等まで幅広に書かれており、いわゆるビジネス書のようなハウツー本とは一線を画している。
西洋的な成功哲学が日本人にしっくりこない理由を明確に記してある部分は特に秀逸だと感じた。
著者からは、日本人である誇りと、この国への愛情がひしひしと伝わってくる。