- カテゴリ:研究者
- 販売開始日: 2014/11/07
- 出版社: 笠間書院
- ISBN:978-4-305-70569-3
王朝文学の生成 『源氏物語』の発想・「日記文学」の形態
著者 著:吉野瑞恵
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使...
王朝文学の生成 『源氏物語』の発想・「日記文学」の形態
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商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
『源氏物語』の中で文脈の表層に表される出来事と深層にもつ別の意味とが絡み合う様相を明らかにし、『蜻蛉日記』では「私」を語ることがどのように「公」の世界へつながっているのかに着目。一人の女性がいかに新しい散文を作り上げていったのか、平安時代に女性が「書く」ことがもっていた意味を問い直す。
目次
- 第1編 心のかたち(朧月夜物語の深層
- 天翔ける死者たち-『源氏物語』の死の思想
- 「隔てなき」男女の贈答歌-宇治の大君と薫の歌
- 浮舟と手習-存在とことば)
- 第2編 理念としての皇統(光源氏の皇統形成-前坊の娘・秋好入内の意味
- 絵合巻の絵の授受をめぐって-冷泉帝直系化の仕組み
- 藤裏葉巻の夕霧-「光源氏的なるもの」の断絶という観点から
- 物語の変質を証す二つの儀式-『源氏物語』宿木巻の産養と藤花の宴)
- 第3編 禁忌という発想(『伊勢物語』六九段の禁忌侵犯-斎宮の持つ力
- 藤壷の想い-近世注釈の解釈
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