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源氏物語の研究 物語流通機構論
著者 著:稲賀敬二
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源氏物語の研究 物語流通機構論
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商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
物語流通機構とは、作者の作品製作から、これを受け取る読者の作品享受までを含む全過程である。このような考え方に立ち、源氏物語の作品成立の周辺と、研究・受容・批評など各時代の享受について論述する。
目次
- 序章 物語流通機構論の輪郭第1部 作品成立の周辺(私の源氏物語
- 「交野の少将」と「隠れ蓑の中将」は果して兄弟か
- 落窪物語の作者・補作者
- 皇女と結婚した中納言兼左衛門督
- 広本系住吉物語の「蔵人の少将」
- 住吉物語・広本系と流布本系
- 枕草子実録的章段の虚構性
- 枕草子・解釈と系統覚書
- 「畳」に座した「草子」の演出
- 紫式部日記逸文資料「左衛門督」の「梅の花」の歌
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