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電子書籍
日本で働くのは本当に損なのか
著者 海老原嗣生
ブラック企業、終身雇用の崩壊、うつ病の増加……。それでも滅私奉公を続けますか?なぜ日本人は、上司や会社の悪口を言うのか、なぜ日本人は、なかなか転職しないのか、なぜ日本では...
日本で働くのは本当に損なのか
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日本で働くのは本当に損なのか 日本型キャリアVS欧米型キャリア (PHPビジネス新書)
商品説明
ブラック企業、終身雇用の崩壊、うつ病の増加……。それでも滅私奉公を続けますか?なぜ日本人は、上司や会社の悪口を言うのか、なぜ日本人は、なかなか転職しないのか、なぜ日本では、女性活用が進まないのか―欧米型雇用と比較して日本型雇用の本質を鋭く分析し、まことしやかに信じられている常識を覆す。内容例を挙げると、日本には人事異動があるが、なぜ欧米にはないのか 欧米ではなぜ若者の雇用デモが頻発するのか? 日本の若者は大人しいのか? 日本では先輩が呑みに誘うのに、欧米では誘わないのか? 欧米と日本、どちらが学歴社会なのでしょうか 等々また日本型雇用問題への解決策も提示する。そして『ブラック企業』がベストセラーとなった今野晴貴氏が本書を解説―「雇用システムの問題を『立場を超えて』説明しようと務めている」学生から、管理職まで、企業の雇用問題を知る上で必読の一冊!
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紙の本
日本礼賛でも欧米礼賛でもない、フラットな「働き方の比較」の本
2017/02/09 23:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀雪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
電通過労自殺が話題になっていたときのこと。社会運動や労働問題に関心の強い友人たちとシェアハウスで話し、なにか打開策はないのか、本当に日本の労働環境は良くないのか……と悶々としながら帰路についた夜。そんな日に、家族の本棚を何気なく見ていたら見つけたのがこの本でした。
著者は、転職マンガ「エンゼルバンク」の主人公のモデルにもなった転職コンサルタント。
この本では、日本の企業と欧米の企業の違いやそれぞれの特色について、Q&A形式で書かれています。
「若者の疲労感やうつ、引きこもりはブラック企業ではなくても増えているのはなぜ?」「なぜ日本では、上司が部下の面倒を見るの?」といった質問と答えから、雇用や働き方をめぐる現状が見えてきます。
また「ギャップイヤー」という概念の本来の意味を知ることができたのも有益でした。
この本では、「だから日本はダメなんだ。欧米を見習うべき」という欧米礼賛でも「日本は素晴らしい」という日本礼賛でもなく、どちらにも過度に肩入れせず、比較的フラットに両者の特徴を説明しています。
「大学院に入り直さなくても異業種への転職が容易な点は日本型がいいな。でも、日本型みたいに全員が幹部候補である必要はないと思うな」という具合に、自分はどの点は日本型がいいと思うか、どの点は欧米型がいいと思うかを考えてみることも、思考の整理に役に立ちました。