- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2014/11/28
- 出版社: 光文社
- ISBN:978-4-334-90162-2
クリスマス・キャロル
著者 坂田靖子(著) , ディケンズ(作) , 池央耿(訳)
人とのつながりに背を向け、お金だけがすべてのスクルージにとって、クリスマスなど無意味なものでしかない。あるクリスマス・イヴ、そんなスクルージの前に過去・現在・未来の精霊が...
クリスマス・キャロル
商品説明
人とのつながりに背を向け、お金だけがすべてのスクルージにとって、クリスマスなど無意味なものでしかない。あるクリスマス・イヴ、そんなスクルージの前に過去・現在・未来の精霊が現われ、心揺さぶる“旅”へと彼を誘う。そこでスクルージを待っていたものとは……!?
目次
- 第一節 マーリーの亡霊
- 第二節 精霊(その一)
- 第三節 精霊(その二)
- 第四節 精霊(その三)
- 第五節 大詰
- あとがき
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この名作の漫画化にあたっての粋な人選に、乾杯!
2009/11/28 20:00
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴィクトリア朝の英国を舞台に、どケチで因業なスクルージの親爺が、クリスマスに三人の精霊と出会って改心するという『クリスマス・キャロル』。クリスマスには頭にちらと思い浮かべるディケンズの名作を漫画化するにあたって、坂田靖子を持ってきた光文社編集部になるのでしょうか? どなたかの絶妙の人選に「かんぱーい!」と、祝杯をあげたくなりました。なんせ、大好きな『バジル氏の優雅な生活』を描いた人だからなあ。ヴィクトリア朝の英国を描くなら、坂田靖子か波津彬子か森薫かってぇくらい贔屓にしているのです。
章立ては、「第一節 マーリーの亡霊」「第二節 精霊(その一)」「第三節 精霊(その二)」「第四節 精霊(その三)」「第五節 大詰」。おしまいに、坂田靖子の「あとがき」。取り立てて新味はなかったけれど、久しぶりに坂田靖子の漫画が読めて、幸せな気分になりましたー。乾杯!
最後にハッピー・エンディングが訪れるところ。結末がどうなるかなんて、読む前から分かってたはずなんだけどなあ。思わず、涙が出てきちゃいました。やっぱ、これ、いい話なんだなあ。
てことで、ちょっと早いですが、Merry Christmas!