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電子書籍
冥王と獣のダンス
著者 著者:上遠野 浩平 , イラスト:緒方 剛志
僕はバード・リスキィ。僕が生きているのは、奇蹟軍と枢機軍が果てのない戦争をいつまでも続けている世界。特殊能力者“奇蹟使い”である僕と妹のアノーはこの愚かな時代を変えるべく...
冥王と獣のダンス
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商品説明
僕はバード・リスキィ。僕が生きているのは、奇蹟軍と枢機軍が果てのない戦争をいつまでも続けている世界。特殊能力者“奇蹟使い”である僕と妹のアノーはこの愚かな時代を変えるべくある計画を実行したが、それは僕らの予測を超え、戦場で敵同士として出会った若者と少女の数奇な運命を導くことになる。少女の名は夢幻。彼女は十七歳の戦略兵器。そして若者は報われぬ一兵士に過ぎなかったが、実は彼、トモル・アドこそが僕らの戦争世界の運命を握っていたのだった。――これは戦い殺しあい、出会ってすれ違う人々と夢をなくした機械達の叙事詩。悪夢と未来を巡るこの凄絶な舞踏会から、僕らは逃れることができるのか……。
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紙の本
ボーイミーツガールもの
2018/12/04 22:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:necot - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーラインは好みだったし、基本的にトモル・アドの人格も嫌いではないのだが、根こそぎの手加減を見たトモルが、お前等本気出したら戦争なんてすぐ終わるだろう、どうしてやらないと言い始めたときにはどうしようかと。リスキィ兄妹は最初不気味な存在だったけど、最後まで良い奴だったなぁ。逆にビックリだったぜ。
紙の本
変わってる恋愛
2002/01/25 21:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひらく - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろいと思ったとこは、夢幻がトモルに恋して落ち着きがなかったり、熱っぽかったり、だるかったりするのを、トモルが突然変異で奇跡を使い、自分に攻撃していると勘違いしているところです。
ぜひ!読んでみてください!!
紙の本
ありきたり…ゆえにオススメ。
2001/11/30 16:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:電気屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
処女作『ブギーポップは笑わない』の印象があまりにも強くて、トリッキーな作品を書く作家だと思ってたけど本作『冥王と獣のダンス』でチと印象変わった。けれん味でなしにストーリーテリングのウマさで読ませる直球勝負が本質みたいな気がしてきたのだ。
本作はそりゃあもうオーソドックスの極み。あいも変わらぬボーイ・ミーツ・ガール。手垢にまみれた『ロミオとジュリエット』な設定。もちろんゴールは決まってる。「ボク、君が好きなんだ…」「実は…私もみたい…」。
そう、互いの想いの告白がゴール(実際はその一歩手前でこのお話は終わってしまうけど…)。もう笑っちゃうくらいのお約束。あきれるほどの予定調和。実に見事なハッピーエンド。この作者の特徴であるユニークな世界の構築も、独特のニヒリスティックな雰囲気も健在にゃ違いないけど、本作ではそれらはあくまでワキに回って、少年と少女のコっ恥ずかしいようなラブストーリーに華を添えるに徹してるの。
そんな思いきりありきたりなお話なんだが、コレが実に面白い。読ませるんだなァ。実際、グイグイ引っ張られて一気読みしちまいましたよ、あたしゃあ。コレはとりもなおさず語り口のウマさってヤツなんでしょー。筋立てがシンプルなだけにそれがきわだつんだワ。いやはやお見それしやした。語り口のウマさこそ物語作家の地力ちうもんスよね。
ちうワケで、オススメです、コレ。単純だからこそダレにでもオススメできる本っス。いろんな人に読んで見てほしいっスね。
紙の本
未来もののSFです。
2001/07/16 17:56
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投稿者:SSN−21 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぼくは友達にこの本を進められて読みました。最初は話が複雑でよくわからなかったけど、読んでいるうちに面白さがわかって引きずり込まれていきました。ちなみに話の一番最初にかかれている虚空牙と言うのは「ぼくらは虚空に夜を視る」(徳間デュアル文庫)という本に詳しくかかれています。この本が面白かったという人は読んでみてください。
紙の本
恋愛
2001/06/11 04:00
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投稿者:シン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話は単なる<奇蹟軍>と<枢機軍>による戦争の話だとは言えないものだった。<枢機軍>の兵士であり主人公であるトモル・アドと言う少年と<奇蹟軍>でも数少ない奇蹟使いである幻夢(ゲンム)と言う少女の甘くはないが戦場という中で芽生えるという切ない恋愛の物語。話に出てくる登場人物の性格は実にわかりやすく書かれていると同時に、想像しやすくなっているところはさすがは上遠野氏と言ったところである。できればもう少し甘い話でもよかったかな、とか最後の部分であやふやなところがあったりするのは不満があるのだがそこはそこでいいと思う。
この話は上遠野氏の他の作品を好きな人でも楽しめる作品だろう。
紙の本
がんばれトモル君
2001/03/09 17:54
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投稿者:Baw - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はブギーポップシリーズでおなじみの、上遠野 浩平。
奇跡軍と枢機軍が戦争を繰り返す近未来の世界を舞台に、敵同士の少年と少女の出会いが運命を動かしていく。一話完結(たぶん)ということで、時代背景やらの説明が煩く感じるが、人間模様の部分は相変らず読みやすかった。
どうもブギーポップシリーズとの類似点が目に付いてしまう(特殊な能力という設定や、話の運び方等)のだが、がんばってるトモル君の純粋さ免じて、良しとしよう(…なんかエラソウになってしまった…)。