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イスラム潮流と日本
著者 宮田律
「イスラム国」に世界中の若者たちが向かうのはなぜか? 中東イスラム問題の専門家、国際政治学者として「報道ステーション」出演でも知られる著者が、長年にわたる中東イスラム研究...
イスラム潮流と日本
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イスラム潮流と日本 (イースト新書)
商品説明
「イスラム国」に世界中の若者たちが向かうのはなぜか? 中東イスラム問題の専門家、国際政治学者として「報道ステーション」出演でも知られる著者が、長年にわたる中東イスラム研究から描く、アメリカのイスラム政策の挫折、ガザ問題に見られるイスラエル国家の本質、混迷する中東イスラム世界と日本の関わり、国際政治の舞台裏を歴史的考察をふまえて描く!
目次
- 第一章 アメリカのイスラム政策の挫折
- 第二章 ガザ問題に見られるイスラエル国家=シオニズムの矛盾
- 第三章 いよいよ混沌とする中東イスラム世界
- 第四章 ウクライナ情勢をめぐるムスリムたち
- 第五章 イスラム世界の愛の情感
- 第六章 日本とイスラム世界のヒューマニティ
- 第七章 二〇一四年ガザ攻撃をめぐる親日の輪
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紙の本
読みづらい本でした
2015/01/15 18:25
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの「アラブの春」は混乱を招いただけで、イスラム諸国は混迷の度を深めています。イスラム社会に民主主義は適さないのかもしれません。
本書は、イスラム国やイスラエル・パレスチナ問題をはじめとした現在の中東情勢のほか、ウクライナ情勢、イスラム圏の日本観等に言及しています。
また、安倍の政策(武器輸出の緩和、集団的自衛権確立への動き)は、イスラム世界に軍隊を派遣しない国=日本に対するムスリムたちの信頼を損なうのではないかと懸念しています(267ページ)。確かに、同じ懸念を抱く識者は多々います。
私は、中韓に妥協しない安倍の姿勢は評価します。ただ、憲法改正に執着し、「積極的平和主義」などと曖昧な理念を掲げ、靖国参拝に見られるように国際社会へ挑戦する安倍には危うさを感じます。
ところで、宮本氏の文章は、話に脈絡がなく、はっきり言って読みづらいです。以前読んだ「イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか(新潮新書)」もそうでしたか、例えばサウジアラビアの話をしていても、脈絡もなくエジプトに飛び、シリアに飛び、サウジアラビアに戻るといった具合です。結果、頭が混乱します。加えて本書は誤植も散見され、イスラム社会に疎い私は、しんどい思いで読み終わりました。
イスラム諸国の情勢を熟知している方なら、本書を読んでも大丈夫でしょうが、イスラム情勢に疎い方に、いきなり本書はキツイと思います。