視線上のエクスタシー
著者 須藤直希
高校生の時、小さな事務所にスカウトされてモデルの仕事を始めた北詰俊輝は、27歳になり自分自身のピークを過ぎたと感じ、そろそろ仕事を辞めたいと考えていた。が、契約が切れる四...
視線上のエクスタシー
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商品説明
高校生の時、小さな事務所にスカウトされてモデルの仕事を始めた北詰俊輝は、27歳になり自分自身のピークを過ぎたと感じ、そろそろ仕事を辞めたいと考えていた。が、契約が切れる四週間前に気鋭の大物写真家・澤井京一による写真集の撮影が組まれた。澤井は「現代エロティシズムの鬼才」と呼ばれ、被写体のすべてを引きずり出し、容赦をしないという噂だった。そして、カメラテスト初日から、身体と心に忌まわしい記憶を刻みつけられ…!?
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疑う事を知らない純な(芸能)人は危なすぎる。
2023/12/13 17:16
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投稿者:くうみい - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の著書はとても好き。主人公と関係者の心情の変化や企みなど、どこでいつ変わったのか、確認をしようと読み終わった直後から続けて数回読みます。当初は軽薄な職業モデルのような感じもする20代の男性主人公が、最後には素敵な男性に変わっていきます。また最初には、性犯罪に間違いない行動をして主人公を仕事の為に勝手に変えていこうとした有名写真家は、30代前半だというが、背恰好は長身で格好良いのに、話しぶりや態度や行動は、とてもそうは思えない。主人公が視線を合わせるのも怖い、私にはだいぶ年の男性かと思う、性規準の狂った人でした。主人公が数日間のうちに精神的に破壊されそうになってきて直ぐに、飛行機で撮影部隊と共に、行動を共にしますが、撮影前夜にまた、強制的に精神崩壊するような事に遭います。数日間の継続的なことが、なんとも酷くて、可哀想な、事件です。主人公は、心にそぐわない仕事が嫌だが、スタッフの他の人達の前では、頑張って仕事をやり遂げようとする。疲れて疲れて、身体も心も、本当に可哀想で、酷い。周囲にいる関係者が、誰が善い人で悪い人なのか、偽善者はいるのか、と 主人公を護りたい気持ちが発生して、ハラハラしました。また、性犯罪、セクシャルハラスメント、パワーハラスメントの場面には、心情的には目を背けたい、酷い場面も。真面目な人、一生懸命な人、人によく思われたい人が、知らないうちに騙されてしまう、追い込まれて詐欺にあう、本当にそんな主人公でした。主人公は一大決心をしましたね。これから、幸せが続いて欲しい。著者の作品をもっと沢山読みたいです。御身体の調子が悪いことで、休み休みの急がない制作活動をしているご様子。無理をせず、著作活動をしていただき、長く、多くの作品を出してほしいと、願っています。