0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
保守で脱原発というと、一見、矛盾しているようですが、そうではありません。読むほどに、作者が、じっくり考えていると伝わります。そして、原発に変わる、違うエネルギーがいくらでもあるという……、これは初耳のこと沢山
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絶望詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻は、特に第1章と第8章に注目すると良いだろう。
第1章を読めば、福島第一原子力発電所の事故が、想像以上に危機的なものであったことを痛感すると思う。
第8章を読めば、原発の電力コストが、他の発電方法よりも高いことが明らかとなろう。
問題外の原発と代案
2023/03/15 18:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絶望詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻を読めば、原発が問題外の代物であることを痛感すると思う。
また、こんな代物を推進する側の愚かさに憤りを覚えることだろう。
そして、代案にも注目すべきであろう。
投稿元:
レビューを見る
正直なところ,東大一直線以外,思想も含めて小林氏を評価していなかったが,本屋さんに平積みになっていて,彼がどのように脱原発を考えているのか,ちょっと興味が湧いたので購入した.内容には様々な意見や反論は出るだろうが,保守論客と一線を画しているのには驚いた.読んで感じたのは,原発に対する考え方は政治的思想に関係なく,個人の資質によるということ.私とは思想,信条,意見が異なると思っていた氏と接点があった.結構,まともだったなぁ(笑).人によっては★5つにも,1つにもなるかもしれない本.
投稿元:
レビューを見る
原発の何が問題かって、稼働中の安全性もそうですが、
それよりも放射性廃棄物の処理についての課題ですね。
まったく解決できていないのに稼働しようとするのはおかしいです。
しかも、放射性廃棄物の処理自体簡単じゃないですし、
安全になるまでも時間がかかります。
将来長期にわたり危険をもたらすというに安易にすすめてはいけないと思います。
投稿元:
レビューを見る
この本を読むと、既得権益の保護しか、原発を残す意味がないことがわかる。原発よりも安全安価なエネルギーはあるのです。全ての日本人に読んで欲しい一冊。
投稿元:
レビューを見る
戦争論同様、徹底的に資料にあたり、取材した上で、そこから導かれる実に明快な結論へ向かう。僕にはスッキリ入ってくるのだが、そうでない人もいるのだろうか。多分小林よしのりとは馬が合うのだと思う。そう言うと身も蓋もないが…
投稿元:
レビューを見る
良く取材しているし、なかなか読ませるものがある。
日本における保守と左翼の奇妙なねじれは以前から著者が指摘しているが、原発に関してもその構造が深く影響している。
自分も保守で愛国者であるが故に脱原発である、という立場をとるので非常に共感できる内容だった。
それにしてもこの果てしのない闇の深さはどうしたもんだろうか...。
投稿元:
レビューを見る
核廃棄物や他国の攻撃目標となることがわかっていながら目を背けていたが、やはりと再認識。昔から原発は東京につくれといわれていたが、まさにそう。過疎地やはなれているところにつくられているから、危険性に鈍感になる。
原発推進論は保守の人に多いのは確か。しかし、保守の人でもマトモな感覚で危ないと思っている人々もいる。甘言に惑わされず、原発問題に注目したい。
投稿元:
レビューを見る
書いてあることは大変まともです。この年になっても情熱的なのが素晴らしい。ひどい話ばかりではなく、最後には救いがちゃんとあります。
投稿元:
レビューを見る
久々のゴー宣、よかった。よしりんとスタッフの情念、健在。
巨大利権保護のための産官学癒着、最終的犠牲者は知らない国民、、日本はこういうの辞めて未来に希望ある国作りしたい、と、少なくとも若い人は思ってるはず。でもそれまでに日本そのものが保ててるんかな、、とも思ったり、不安は尽きない。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに読んだが勢いは衰えていなかった。
漫画とはいえ根拠や論理はしっかりしている。
原発に未来なんてあるのだろうか?廃棄物の点一つとって見ても、このまま動かした場合には近い将来の破綻が目に見えている。
事故があったからこんなに議論がなされているけど、もし、何も起きていなかったらどうなっていたのだろう?怖い。
投稿元:
レビューを見る
脱原発論として、これ以上分かりやすく説得力のある本が他に有るのか。その明快な論理と根拠に唸らされる...!
原発推進派の意見にもそれなりに説得力がある部分もあるのではとこれまではなんとなく感じてしまっていたが、本書でこれでもかというくらい斬り伏せられると、反論が出るのならぜひ出してくれ...という気になってくる。
私が本書の主な主張を思い出して人に話すのなら、以下。
1.電力は原発がなくても足りている
2.原発推進か、反原発か、そこに中庸は許されない。たった1度、極小の確率で事故が起こるとしても、そこには国家を崩壊させる極大のリスクがあるから。
3.原発のリスクは、東日本どころか北半球にも及ぶ。また10万年後まで及ぶ。
4.特に地震大国の日本で原発は危ない
5.今現在も福島の原発は危険な状態。特に4号機は予断を許さない。今我々が生きているのはラッキー。
6.以上の深刻なリスクを国民が判断できるだけの情報は積極的に開示されていない。
7.最も有力で可能性のある自然エネルギーは風力。欧米では常識。最先端の風力発電、九州大学の風レンズ風車。
投稿元:
レビューを見る
事故があった時に根本的に郷里を破壊してしまう可能性、最終処分の完全な実施に関する保証のなさ等から、原発をやめていくという方向には同意しないでもない(よしりんは即時停止という考えだが、そこは同意できない)。
また、原発を支持する保守の放射能に関する適当な発言を批判している点には同意する部分もある。
しかし、原発そのものが産官学の利権のしろものだという、本書全体の主張には同意できない。
本書だけ読んでいると、あたかも原発なんて全く必要なかったのに、産官学の利権のためだけに生み出されたと思えてきてしまうが、そんな単純な話しか?利権だけだったら火力発電所でも水力発電所でもなんでも生みだせるだろう。
何故原子力発電所が生まれたのかは、今の経済情勢や各技術水準ではなく、当時の、少なくも1950~70年代くらいの情勢と事情を加味して分析すべきではないか。これらの分析も行わずに現代の観点で原発を批判することは、それこそ第2次大戦時の日本軍を現在のルールで批判する左翼と同じなのではないか?
結果として失敗したことを結果論で批判していては、科学でも、あるいは震災に対する政府や社会の対応の仕方でも、全く進展しないのではないか?
薬害エイズの時のようにあえて悪く書いて世論を喚起したいという考えがあるのかもしれないが、失敗の原因を分析せずに、ただ単に次はこれがあるとバラ色の未来を提示するだけでは、将来また同じ失敗を繰り返すだけではないか?
またそもそも、失敗した人を単純に断罪していたら、結局何かにチャレンジしてしまう目を摘んでしまうのではないか?
投稿元:
レビューを見る
福島の原発で起きているが報道もしくは発表されてないこと。放射線量の安全基準とされた原点があまりにも脆いものだったこと。嘘の見分け方。現地取材。将来の展望。
私は読んで良かったと思います。