- 販売開始日: 2015/06/05
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-389747-1
ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論第一部 巨傑誕生篇 上巻
著者 小林よしのり
西郷隆盛の遺志を継ぐ頭山満の勇躍を見よ。上下巻に分けて配信。漫画家・小林よしのり氏の大人気シリーズ『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版。今日、我が国の指導者たちからは「アジ...
ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論第一部 巨傑誕生篇 上巻
ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論第一部 巨傑誕生篇 下巻
商品説明
西郷隆盛の遺志を継ぐ頭山満の勇躍を見よ。上下巻に分けて配信。
漫画家・小林よしのり氏の大人気シリーズ『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版。
今日、我が国の指導者たちからは「アジアの成長を取り込む」という文句がしきりに発せられる一方で、日本はアジアの中でどうあるべきか、どういう形でリーダーシップを発揮していくのか、その思想や戦略が具体的に語られることはほとんどありません。
明治から昭和まで日本における政治・思想に多大な影響を及ぼした政治結社「玄洋社」の中心的人物である頭山満は「アジア主義」を掲げ、いたずらに西洋列強を模倣することに警鐘を鳴らしていました。
当時、日本は江戸幕府が列強と結んだ不平等条約に苦しんでいました。ところが、大隈重信ら藩閥政府が不平等条約の改正に動きましたが、実態はむしろ「改悪」でした。明治維新の元勲・西郷隆盛の思想は藩閥政府には受け継がれず、欧化政策を推し進めていました。
国会もまだ開設されていないそんな時代に、藩閥政府の政策に異を唱え、欧米の帝国主義から日本とアジアを守ろうと頭山満とその仲間たちは奔走しました。彼らの軌跡を振り返り、敗戦によって分断され、忘れ去られた日本人の思想史に光をあてます。
フィックス型EPUB143MB(校正データ時の数値)。
【ご注意】※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。
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もう一つの近代日本史
2014/01/28 19:59
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やびー - この投稿者のレビュー一覧を見る
国会開設前夜の日本、玄洋社・頭山満を中心とした明治の時代を舞台に近代日本を描いた一冊。
著者も説明するように当時、右翼や左翼といった概念すら無い中で、玄洋社を「右翼の源流でテロリスト集団」と言うレッテル貼りを行い、日本の歴史を歪めた戦後の知識人の罪の重大さを忘れてはならない。
大アジア主義とは、開国から大東亜戦争にかけて日本(玄洋社)がアジアを護り、包括的な理念をもって欧米と対峙していく大攘夷の一環であったと、読み解きながらの読書は知的興奮を獲れるだろう。
又、何も考えず単純明快に物語として読んでも、明治を舞台に青春活劇に胸を踊らせる作品となっている。
物語は条約改正に執念を燃やす大隈重信に対し、来島恒喜が自らの命を賭けて阻止しようと実行し、その半ばで壮絶な最後を遂げる所でハイライトを迎える。
単純に結果を見ればテロリストによる、野蛮な行為と写り兼ねない事象を玄洋社の思想を丹念に追う事によって、歴史の奥深さを物語っていると言える。
巨傑誕生篇に続く、新連載は始まっており新たなスタートを切っている。
豪傑、頭山満
2022/02/21 22:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東京のSS - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後、GHQによって悪の集団の様に扱われた玄洋社。抹消したかったのだろう。実際、頭山満翁ほどの豪傑浪人はいない。今回、小林さんの漫画で読める為、非常に面白い。史実を忠実に再現している。いっきに第四巻まで読める。
今の日本人には無い、肝が据わっているのだ。集まる人間も豪傑ばかりだ。ここまで人間行けば清々しい。