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屋上のウインドノーツ
著者 額賀 澪
「みんなとつながることができない」私立中学の三年生・給前志音(きゅうぜん・しおん)。これまで勉強やスポーツ、そして人間関係さえも唯一の友達・青山瑠璃に頼り切って生きてきた...
屋上のウインドノーツ
屋上のウインドノーツ
商品説明
「みんなとつながることができない」私立中学の三年生・給前志音(きゅうぜん・しおん)。これまで勉強やスポーツ、そして人間関係さえも唯一の友達・青山瑠璃に頼り切って生きてきたが、離れて暮らしていた父との再会をきっかけに、あえて友達がひとりもいない県立高校への進学を決意。しかし志音の父はその後、過労が原因で急死――。父の遺品の中からドラムと「志音、大志を抱け」と書かれた日記を見つけた志音は、ひとりドラムの練習を始める。
県立高校入学後、学校の屋上でドラム(エアで)の練習をしていた志音は吹奏楽部の部長・日向寺大志(ひゅうがじ・たいし)から入部を誘われる。一度は入部を断った志音だったが、大志の強い誘いと「何かが変わるかもしれない」という予感で入部する。いっぽうの大志は、実は過去の部活運営での失敗を抱え、その傷を乗り越えられないままでいた(部長になったのも実はくじびきの結果!)。志音の出現は「何か」を変えるのか? やがて二人と部員たちは吹奏楽部の東日本大会出場をめざして厳しい練習の日々を過ごすようになる。そして地区大会の日がやってきて――。
決して小さくはない過去の傷や挫折を抱えながら、懸命に吹奏楽に打ち込む少女と少年の奮闘の姿を爽やかに描いた第22回松本清張賞受賞作。松本清張賞に新しい「風」を吹き込む部活小説の傑作です!
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さらっと読めました
2017/07/22 23:49
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投稿者:sui - この投稿者のレビュー一覧を見る
分量はかなりあるものの、さらっと読めました。
自分が少人数の吹奏楽部にいたので、「あるある」と思いながら読んでました。