紙の本
政治家、どうにかして!
2017/12/14 05:53
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投稿者:はる - この投稿者のレビュー一覧を見る
何気に著者が好きなので手に取って読んでみました。わたしには子供はいないけれど、ふむふむと思うところもあり、興味深かったです。
紙の本
著者嫌いの人も必読です
2016/01/31 11:14
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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の古市氏と言えば,とにかく厭世的で,なにごとも他人事で,コメントは賢いけれど,好きになれないという印象だった.駒崎氏が推薦していなかったら,読んでいなかったかもしれない.だけど,内容は「知ってほしいこと」が満載だった.いかに,「お母さん」が大変で,いろんな仕組みや思い込みが「お母さん」を苦しめているかがわかる.この本の欠点があるとしたら,古市氏が著者だということで読まない人がいるんじゃないかということだけじゃないだろうか.小栗とか向井とかイケメンパパとの対談本で出しなおそう.いや,マジで.
電子書籍
『「学力」の経済学」を元ネタにしたおしゃべり
2015/12/11 19:49
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
使用されているデータや、たとえ話など、すべて『「学力」の経済学』からの引用である(とはいえ引用元をいちいち明記していないのは、もはや悪質なパクリに近い。そもそも引用されているデータが、学術的なものであり、オープンソースであるとはいえ『「学力」の経済学』著者が、自説を述べるために効果的に引用していたデータである。それをそっくりそのまま引用して、あたかも自分の意見を述べるためにこんな実験見つけてきました、というかのように記すことには、モラルを感じない)。
前書きの言い回しまで同じなのには、苦笑するしかない。とにかくすべてのデータやたとえ話が、同書からの引用であり、その他は、あまりに不要な人脈自慢(佐藤健と人狼ゲームやってます、とか、朝井リョウは夏休みの宿題早く終わらせるタイプです、とか)。
「教育に関しては、政治家たちが自分の経験から意見を述べる変な世界」としておきながら(ちなみにこのたとえ話も、同書からのパクリ。『「学力」の経済学』からの引用部分以外は、自分だって同じようなことをしているじゃないか、と、読んでいて辟易とさせられた。
保育園の義務教育化自体には、反対ではないのだが、どうも著者が好きになれない。
紙の本
親が人間だって気づいたのはいつだっただろう
2015/09/14 17:00
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投稿者:たる - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭からガツンと効いたメッセージだった。日本は母親に完璧を求めすぎている。三歳児神話や、母乳育児etc…いろんなプレッシャーから子供を可愛く思えないという母親を生み出していまっている。そんな社会への処方箋として著者は保育園義務教育化を提示している。非認知能力を向上させ社会全体のレベルを底上げする。子育て支援が経済成長へつながるデータもある、と。 「人の生き方、価値観が変わった。制度が追いついていない」まさにその通りだと思う。
電子書籍
面白かったよ
2015/09/04 00:57
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投稿者:たいちょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
知らない統計のお話しがたくさんあって興味深かった。社会を変えていけるといいなと思った。
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虐待は0歳児で主に起きており、三歳児神話と孤立した育児が原因。
実験の結果、貧富の差なく、幼少期に自制心が身についた子供は人生の成功者になる率が高い。学力テストではない非認知能力が身についているから。これは他者から学ぶものだから集団生活が必要。そのためには、保育園教育が必要で、社会に取っても幼少期の教育にコストをかける方がコスパが良い。しかし、質の高い保育園教育が必要だ。
少子化は、草食男子のせいではない!専業主婦や三歳児神話、女性だけが育児に関わり、就業率のM字カーブが残る社会だから。年収の低い男子が増えている今共働きは必須。保育士さんの待遇を良くし、ハコモノを作る時に保育園を作ると容積緩和するとか具体的解決策はもう少し必要だと思うが考え方には大賛成!
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「アンファン・テリブル」キャラでテレビや雑誌でも人気の若手社会学者が、他国の事例や学問的な研究成果を参照しながら、少子化その他の社会問題を解決する政策として乳幼児教育の「義務教育化」を提言する。あれ?古市クン、そんなことに関心あったんだ、と一瞬思ったが、そうだこの人、上野千鶴子の教え子だった。
提言のメリットを説明するために、この国がなぜ長いこと保育園待機児童問題を解決できずにいるか、その社会思想的背景を炙り出す過程で古市らしい「おじさん思考」批判が炸裂して小気味いい。
そして、子どもを保育園に預ける後ろめたさを軽減するため敢えて「無償化」ではなく「義務教育化」と呼ぶことを提唱する。女性ではなく「国」が悪役になるべきだと。
主張の根拠は社会政策としての合理性だが、「お母さん」を大事にしない国への怒りと、女性への共感に満ちた本。古市クンの「本気」がアツい。
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記述は淡々といていながら、熱いものを感じてぐっと来た。
研究結果や統計をもとに話を展開し、自身の提言を述べていて、とても納得いく内容だった。
様々な研究や文献の要約としてもよい。
方策は出尽くした感があるので、あとは実行するだけなのだけれど、政治家はご覧の通り。
結局のところ、いかに政治家をコントロールするかが重要なのだなあと感じた。
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古市憲寿『保育園義務教育化』小学館
最早、若者とは言いがたい、若手社会学者(30)が、編集者に「子どもに関する本書いたら?」と言われたことをきっかけに、限られた時間のなかで調べ、記した、乳幼児教育の大切さと少子高齢化社会を乗り切る為の術を提示した軽い読み物。
結婚もしていないし、する予定もないうえ、多分子どももそんなに好きじゃないのに、この本を書いた著者の姿は、彼の師の一人でもある上野千鶴子にどことなく重なる笑
著者が冒頭で記しているとおり、本当に忙しい人は、とにかく「はじめに」と7章だけを読めば、本書の述べたいところは大体わかる。
オススメは、2章。まとめNAVER的な感じで「へぇー知らなかった!」という海外の研究成果や実験を知ることができる。
あと、古市さんの新境地が垣間見られる、セックス(若者の性)に関して綴った5章が新鮮で面白かった。
タイトルは著者がどうしてもつけたかったのだろう。しかし、タイトルをこれにした理由が
ー「義務教育」だと、子どもを保育園に預けることに、後ろめたさを感じることもなくなるーから
らしいが、個人的には「今時、子どもを保育園に預けることに後ろめたさなんて感じる人の割合なんてどれくらいなんだろ?」と思い、あまり著者らしくないタイトルと理由だと感じた。
相変わらず一言多い感じで、世のオジサンたちを小馬鹿にした文書はクスッとくる笑
あとがきにも書いてあったが、本書はかなりタイトなスケジュールのもと発行されたらしいゆえ、内容が薄いのは事実。
しかし、もっと時間をかけて、専門家との共著なんかにすれば、より深い内容かつエビデンスに基づいた著書になった気がする。もったいない!
ただ、多分そんな本は売れないと思う…だって、この装丁と内容は完全に若いお母さんをターゲットにしているとしか思えないポップさだから笑
余談だが、この本が八重洲ブックセンター7階の幼児教育コーナーに平積みされていたことが一番面白かった。
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内容的には、全体的に同意です。
保育園義務教育化、実現したらいいな、と思います。
古市さんは、若い人の視点で、ニュースなどでも「なにもよく分かっていないフリ」をして、おじさんを困らせたりしていますが、この本も、若者がいろいろ調べてみたらこんな感じだったよ、びっくり。みたいな視点で、ある意味わかりやすく書かれています。とても頭のいい人なので、本当はいろんなことに興味関心をもってよくわかっている人なので、整理がうまいです。
ただ日常的に、日経DUALや駒崎さんのブログやtwitter、あるいはBLOGOSなどで、育児・教育関連の記事を追っている人にとっては、内容のほぼ全ては既知の情報です。
タイトルはインパクトがあり、タイトルどおりのことが実現すればいいと思いますが、義務化に関する内容はほぼ最終章のみです。
気になる方は、最終章のみ立ち読みするのがよいかもしれません。
ちなみに、駒崎さんは絶賛しています。
http://blogos.com/article/122156/
なお古市さんは、本著執筆にあたり、駒崎さんは暑苦しいだけじゃなくて熱い人なんだ、と誤解していた旨を述べております。
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この本の中に出てくる、育児不安に陥りやすいタイプがまんまわたしの母親。そんな中乗り切った母親に感謝。
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娘が産まれてからというもの、自分が母親である前に1人の人間であるということを忘れてた気がします。育児は眠いし、疲れるし、悩む事も多いし、ひとりの時間がとれないし、辛くなることもある…。でもこれ、人として当たり前の反応というか、とくに私みたいな1人目の新米ママにしてみれば、普通に起こりうることなんですよね。
そして、幼児期に質の良い保育を受けることが結果として、社会的にコスパが良いということと少子化対策にも繋がり、そのために保育園を義務教育化するのは世界の潮流をみればスタンダードになりつつあるということ!
安保法案や国立競技場の議論もそこそこに、教育関連法に本腰を入れてほしいし、そういう議員を応援していきたいものですね。
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「未成年のセックスを取り締まってなんの少子化問題か」「女らしさがセクハラなら男らしさもセクハラ」は本当に名言ですわ。
母乳教批判やM字カーブ問題など、実際に社会問題となっている少子化・教育に斬り込んでいる。
久しぶりに熟読の価値ある本だなあ。でも、ちょっと引用が多くて実証的な成果がどこまで付いてきているのかわからないけども。
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相当短い期間で書き上げた本のようだ。タイトルに興味をもって、また、著者のツイッターを見てるうちに読みたくなって購入。2日で読了。よく分かる。まあ、我が家にはもともと三歳児神話とか、母乳神話とかはなかった。もっとも、子どもが幼いころは専業主婦だったパートナーが基本は世話をしていた。仕事が休みの日とか、夜中とか、結構、自分も協力したつもりだけれど。さて、就学前にお金をかけてきちんと教育を受けさせた方が、生涯賃金などが増える傾向にあるそうだ。しかし、その幼児教育の内容がはっきりしない。それで次の本(学力の経済学)を読むことになる。ところで、草食男子とかの話はなくてもよかったかなあと思えてしまう。それから、差し込みのはがき。古市さんの手書き文字がもとになっている。これがなかなかいい。これがあったことも購入した決め手の一つ。
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タイトルにも掲げられている「保育園義務教育化」の具体的な提案部分をもっと掘り下げて書いて欲しかった。
「今のトレンドについて、人が調べたこと・書いたことを元に乗っかりました」感が強すぎました。
母親が責められがちな今の時代の空気への言及は良かったけれど、古市さんの言う「おじさん」を煽る道具にしかなっていないというか…とにかく物足りないというか、残念。