- 販売開始日: 2015/07/10
- 出版社: 小学館
- レーベル: IKKI コミックス
- ISBN:978-4-09-188232-5
セクシーボイス アンドロボ 2
著者 黒田 硫黄
▼第7話/さわって青空▼第8話/三日坊主の天国▼第9話/おじいさんの電話▼第10話/一夜で豪遊▼第11話/鍵▼第12話/伝言ゲーム▼第13話/伝言ゲームはつづく●主な登場...
セクシーボイス アンドロボ 2
商品説明
▼第7話/さわって青空▼第8話/三日坊主の天国▼第9話/おじいさんの電話▼第10話/一夜で豪遊▼第11話/鍵▼第12話/伝言ゲーム▼第13話/伝言ゲームはつづく●主な登場人物/林二湖(通称・ニコ。七色の声を操る女子中学生。末はスパイか占い師…!? )●あらすじ/青空理髪店を営業中の青年・丸尾。まだ修行の身の彼だが女の子の評判は上々で、早速ニコもカットしてもらう。勉強のため男性客も取りたいという丸尾の言葉に応じ、後日、ニコは彼が働く店舗にロボを連れてくる。ロボのカットを待っている間、ニコがくつろいでいると、なんと大型バイクが突然店内に飛び込んできて……!!(第7話)●本巻の特徴/バイクの男がヘルメットを取ると、その髪には“カラーボール”のペイントがべっとりと付着していた。そう…この男は銀行を襲い、逃亡中の強盗犯だったのだ! それでもなお、普段と同じく客と会話をし、リラックスさせながら髪を切り続ける丸尾に「プロ」を感じたニコ。さて、今度の事件にはどんな結末が…? 大胆なペンタッチに、独特のあったかい会話センスが冴える傑作コミックス第2集。●その他の登場人物/ロボ(ニコが使う架空の姉・初美の声に恋した青年。今やすっかりニコの子分)、おじいさん(万相談事を営む。ニコに“仕事”を依頼する)
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カッコ良さの新定義
2003/03/09 22:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GG - この投稿者のレビュー一覧を見る
よいマンガを読んでいると、残りページが気になってくる。あとどれだけこの世界を楽しむことができるのか気になって、いっぺんに読むのが惜しくなってしまうのだ。小説でも同じようなことがあるが、小説とマンガでは大きな違いがある。マンガならば、もう一度最初から読み直すことができるのだ。そういう感激を久しぶりに味あわせてくれたのが、この『セクシーボイスアンドロボ』である。
開巻、都会の夜の俯瞰から始まってテレクラのサクラをしている主人公のアップへとつながる導入のスピード感にまずしびれた。スパイ志望の中学2年生ニコ(コードネーム:セクシーボイス)が、「おじいさん」からの以来を受けて事件を解決するというメイン・プロットは陳腐ともいえるが、携帯電話という現代的な小道具の使い方、そして何とも頼りない相棒ロボのキャラクター設定が秀逸で、圧倒的に読ませる作品になっている(グルーヴ感十分)。
広い意味で探偵ものに分類される本作品だが、探偵ものの良し悪しは何と言っても脇役のキャラクターで決まる。関川夏央+谷口ジローの『事件屋稼業』にしても黒崎さんやマムシの兄弟がいればこその鮫島丈太郎だったが、本作品でもロボや同級生のむーちゃん(もっと登場させて欲しい)がいて、よりいっそう林二胡のカッコ良さが際立つようになっている。それにしても、須藤威一郎(ロボ)の冴えなさは特筆ものである。そこが00年代性を何より表わしているように見える。
何より絵が素晴らしい。墨汁を多用する画面の美しさにも魅せられた。
次は『茄子』を読んでみるつもり。楽しみだなあ。