- 販売開始日: 2015/07/17
- 出版社: 技術評論社
- ISBN:978-4-7741-3779-7
エレンの宇宙
著者 羽馬有紗
いつもと変わらない昼下がり。電子・エレンが自分はひとりの女の子の体の一部であるのを自覚したことから回想の冒険ははじまります。3ヶ月前はリンゴだったこと、半年前は木だったこ...
エレンの宇宙
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エレンの宇宙
商品説明
いつもと変わらない昼下がり。電子・エレンが自分はひとりの女の子の体の一部であるのを自覚したことから回想の冒険ははじまります。3ヶ月前はリンゴだったこと、半年前は木だったこと、どんどん昔を思い出していきます。あるときは、恐竜。その昔は、地球で最初の生物の細胞のなか。その前は海~宇宙の塵~宇宙で最初の星~もっと前光のじゃまをしたり、原子核ができるのを目撃したり。※本書は2009年4月15日に初版第1刷が発行された書籍で、内容はその当時の状況・情報をふまえて執筆されたものとなっております。
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理系が苦手な人にピッタリの、星と宇宙の物語
2009/12/19 17:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒロ1958 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「宇宙には『はじまり』があった。それがビッグバン」――ある理科の授業中、先生のその言葉に興味を示したのは、ある少女の中の1つの電子エレン。エレンはかすかな記憶を手繰り寄せ、宇宙の歴史をさかのぼる……童話風の語りとイラストによる、星と宇宙の物語。
似たようなテーマの本はこれまでにいくつも書かれている。しかし、どうしても「お堅い本」になってしまう。この本は、一見子供向けだが、理系が苦手な大人にもちょうどいい。数字や化学式も出てはくるが、普通の教養書によくあるコムズカシイ注釈は出てこない。だから、ページをひっくり返す手間がなく、読んでいて疲れない。これが一番ありがたい!
おまけに、「そんなの授業で習ってないぞ!」という知識も仕入れられる。例えばTVでおなじみの砂嵐。実は、あの中に宇宙誕生から38万年後の光がちょっぴり入っている、話のネタにちょうどいい。
今年は世界天文年。「ビッグバン」だの「膨張する宇宙」だの、宇宙についての基礎知識を仕入れるのに本書はちょうどいい、オススメの一冊だ。