- 販売開始日: 2015/08/07
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-389031-1
ゴーマニズム宣言NEO 1
著者 小林よしのり
「中国論」収録の「ゴー宣」新シリーズ(2008年12月発行)。SAPIO誌上で好評連載中、「ゴーマニズム宣言」の新シリーズ第1巻。麻生政権誕生までの1年間に、政治・思想・...
ゴーマニズム宣言NEO 1
商品説明
「中国論」収録の「ゴー宣」新シリーズ(2008年12月発行)。
SAPIO誌上で好評連載中、「ゴーマニズム宣言」の新シリーズ第1巻。麻生政権誕生までの1年間に、政治・思想・社会とあらゆる局面で起こった「保守崩壊」の現状がすべてわかる。パール判決書、沖縄集団自決、靖国問題からエコブーム、ニューハーフ、立ちションにまで縦横無尽に「ごーまん」かます、まさに怒濤の「原点回帰」。小林よしのりは「保守崩壊」の救世主=ネオになれるのか? さらに、待望のゴー宣「中国論」も一挙収録。チベット・ウイグルへの虐殺をはじめ、北京五輪で沸き立った中華ナショナリズムの正体を暴き出す。
フィックス型EPUB108MB(校正データ時の数値)。
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自分の経済不安も重大事だけど、国のことも考えてみて
2010/07/28 00:16
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
2008年の秋ごろまでに「SAPIO」や「わしズム」誌に掲載された漫画や、「正論」に書いた論文などを収録。主に沖縄の集団自決、靖国参拝、チベットやウィグルにおける中国政府の動きなどをテーマにしている。著者は何か過激な右翼のように捉えられているらしいが、それは大きな誤りである。まさにこれぞ「保守」といった思想の持ち主である。本書では真剣にこの国を憂い、問題提起し、中国の脅威などを訴えている。
安倍総理の辞任に対しては、その挫折を「恐ろしい退行現象とニヒリズムを生む恐れがある」と書いているが、実際に安倍さんの後に続く惨状は誰もが承知の通りである。
また、日本人は「全てを情報でしか捉えず、たちまち消費してしまう」、「飛びつき方と離れ方の早いこと」は「始末に負えない」と嘆く。「じっくり考えて熟成させる暇がなくなってる。上っ面の情報仕入れて、それで分かった気になって、すぐ終わり」とも。情報過多で、情報の海で溺れている、さばくのでやっと、というのが本当のところだろう。そういう時代だからこそ、著者のようにじっくり立ち止まって考えて、我々に大切なことを伝える役割が重要になる。
沖縄に関する記述も多いのだが、「マスコミが隠蔽し、すくい上げぬ沖縄のサイレント・マジョリティーの声」、それを汲み上げるのは自分と著者は自負している。自ら現地取材もして、真実に迫っている。「沖縄の極左マスコミと一般市民の間には実は大きな乖離がある」と彼は感じている。大江健三郎氏の「沖縄ノート」への批判もある。
靖国神社問題で、A級戦犯の分祀や靖国の無宗教化といった案が出ていた件に関して、「間違った知識を前提に政治が行なわれるのは、国のためにならない」と苦言を呈している。漫画と馬鹿にせず読むべし(かなり硬めの漫画だが)。著者はかなり勉強している。