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双生児 上
著者 クリストファー・プリースト , 吉沢 嘉通
1999年英国、著名な歴史ノンフィクション作家スチュワート・グラットンのもとに、J・L・ソウヤーなる人物の回顧録原稿が持ちこまれる。第二次大戦中に活躍した英国空軍爆撃機の...
双生児 上
双生児 上 (ハヤカワ文庫 FT)
商品説明
1999年英国、著名な歴史ノンフィクション作家スチュワート・グラットンのもとに、J・L・ソウヤーなる人物の回顧録原稿が持ちこまれる。第二次大戦中に活躍した英国空軍爆撃機の操縦士でありながら、同時に良心的兵役拒否者だったJ・L・ソウヤーとはいったいどんな人物なのか……。稀代の物語の魔術師が、持てる技巧のすべてを駆使して書き上げた、最も完成された小説。アーサー・C・クラーク賞、英国SF協会賞受賞作 解説/大森望
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紙の本
これはドキュメンタリーでもSFでもありません。
2017/01/21 13:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、第二次世界大戦中に全く異なる立場から活躍した双子の兄弟について描いています。第二次世界大戦についても、実際の歴史と異なるのである意味では歴史改変SFと言えるかもしれませんが、あまりSFらしくありません。
すこしネタバレになってしまいますが、本作品は歴史作家が双子についての資料を集めるという構成になっています。この作家が集めた双子の資料や、彼らに関する証言はところどころ食い違っているので、どちらが正しいのか、彼らの言っていることは本当に正しいのかわからなくなってしまうと思います。
その他にも、読者をあえて混乱させる工夫がなされています。
以上のことから、注意して読まないと、読んでいる最中に混乱してしまいまうと思います。ただし、読めば読むほど内容に引き込まれる作品なので、是非読んでいただきたい作品です。
(上巻と下巻で同じレビューです)