商品説明
過去を振り返る時、自分のことを「あの少女」と呼ぶことになる。――叔母との対話、国語教師との秘密めいた関係、少女がつける読書ノート……高校二年生の少女が過ごす初夏の1ヵ月を繊細にして凝縮された文体と仕掛けをめぐらせて描き、「捨ておけない才気」「小説にしかできないやり方で現実と格闘している」「文学にいま必要なものがここにある。」(高橋源一郎氏)等、選考委員に絶賛された群像新人文学賞受賞作!
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紙の本
ひと夏で少女から女性に
2022/02/05 15:12
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
姪・叔母というよりも、女友だちのような阿佐美景子とゆき江の関係性が美しいです。誰もが別れを経験して、大人になることを感じる切ないラストでした。