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電子書籍
釜石の夢 被災地でワールドカップを
著者 大友信彦
2015年春、2019年日本ラグビーワールドカップの開催地が発表。釜石はその決定地の筆頭として全世界に発信された。スタジアムの建設地は、中学生・小学生が全員助かり「釜石の...
釜石の夢 被災地でワールドカップを
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釜石の夢 被災地でワールドカップを Road to 2019 (講談社文庫)
商品説明
2015年春、2019年日本ラグビーワールドカップの開催地が発表。釜石はその決定地の筆頭として全世界に発信された。スタジアムの建設地は、中学生・小学生が全員助かり「釜石の奇跡」とも言われた釜石の沿岸・鵜住居である。同時に鵜住居は多くの尊い人命も失われた。震災の現実、復興の困難とラグビーワールドカップ実現への道を現場から描く。日本ラグビー協会理事・平尾誠二氏、人気ミステリー作家・堂場瞬一氏推薦。
目次
- 序 章 釜石の夢
- 第一章 スクラム釜石
- 第二章 戦いの季節
- 第三章 瓦礫からの夢
- 第四章 鵜住居
- 第五章 富来旗
- 第六章 二〇一九年、その先へ
- 終 章 東北
- 謝辞──あとがき
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紙の本
2019ラグビーW杯の釜石での開催を実現するまでの背景に迫ったノンフィクション
2020/11/04 18:41
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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
2019年のラグビーワールドカップの盛り上がりは記憶に新しいところです。多くの試合会場が賑わいましたが,中でも釜石市鵜住居スタジアムでの開催は、大都市が多くを占めた会場の中でも独特の存在感がありました。
人口4万人足らずの地方都市で、開催地立候補の段階ではまだスタジアムの建設も始まっていないという状況から、開催が決まるまでの経過と、それに奔走した多くのスタッフの方々の記録です。
開催地立候補の動きは東日本大震災直後の2011年から開始されていました。釜石と同じく阪神大震災で被害を受けた神戸市に本拠地を置く日本選手権7連覇の実績を持つ神戸製鋼ラグビーチームと、釜石に本拠地を置き、かつて日本選手権7連覇を達成した新日鉄釜石の流れをくむ釜石シーウェイブスとの交流戦など、さまざまな試みが実行されました。
本書は2015年に出版されており、2019年の開催に期待を込める形で締めくくられています。その中で惜しまれるのはワールドカップ誘致にも尽力され、神戸と釜石との懸け橋にもなられた平尾誠二氏が、2019年大会を待たずにご逝去されたことです。本書でも平尾氏の釜石でのワールドカップ開催に対する大きな貢献が描かれています。