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はじめてのクソゲー
目当ての国民的ゲームが売り切れたその日、何気なく目に入った一本のゲームソフト。それはありとあらゆるバグだらけのクソゲーだったけど、その出会いはまさに運命であり、人生の分岐...
はじめてのクソゲー
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はじめてのクソゲー (電撃文庫)
商品説明
目当ての国民的ゲームが売り切れたその日、何気なく目に入った一本のゲームソフト。それはありとあらゆるバグだらけのクソゲーだったけど、その出会いはまさに運命であり、人生の分岐点とも言え、長く険しい道のりの記念すべき第一歩だった──。 そして、そのクソゲーのおかげで仲良くなったクラス委員長のユッキーは、実は──。 麻宮楓が贈るハートフル・バグコメディ、スタート!
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紙の本
顔が見えなくても出来るラブコメ
2012/01/24 13:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤宮遊真はゲーム好きが高じて、ジミーユというハンドルネームでプレイ日記をブログ公開している。今日は国民的ゲームの発売日。楽しみにゲームショップに行ったところ、既に売り切れ、予約もしていない。
なんで予約しなかった!というツッコミが聞こえてきそうだが、ともかく、このゲームをやりたい気持ちを抑えることは出来ず、代わりに「インフィニット・ダークネス」というゲームを買ってみた。ところがそのゲームはとんでもないクソゲーで、バグの宝石箱というくらい、これでもかこれでもかと、思いつく限りのバグが仕込んである。
そのいらだちをプレイ日記として公開したところ、ユッキーという人物から「レール上を歩くだけの人生ね」というコメントをもらってしまった。そのユッキーとは、なんと藤宮遊真野クラス委員長である天野雪緒。彼女に挑発された藤宮遊真は、「インフィニット・ダークネス」のクリアを目指してゲームをすることになってしまった。
そんなストーリーなので、メインはゲームのプレイ日記をファンタジー風に表現したパートであり、雪緒と遊真のチャットによるコミュニケーションパート、ごく稀にリアルで会った時のパートという構成になっている。
このチャットというのが特徴的で、つまり相手の顔が見えない。だから、なんでお前は気づかない!というくらいの反応を彼女がしたとしても、彼は全くそれに気づかなくても不思議ではないのだ。ゆえに、ラブコメの不自然な部分を減らしたという意味では、画期的な設定かもしれない。
ほのぼの安心のラブコメです。それに遊真の友人が気が利きすぎる。