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第8弾、初長編。
オカルト研究会で温泉旅行に出かけるが、吹雪で吊り橋が落ち村に閉じ込められる。宿は高級だが閉鎖的な村、子どもの幽霊を目撃したり、祭りで生け贄の風習が残っていたりと、オーソドックスな作り。
今回は、ホラーより犯人探し、ミステリー色が強かった。
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え、映画化なの?
アニメ化じゃなくて、と帯を見て思った。
本編の感想。待望の長編だったんですが、割と早くネタがわかってしまい、淡々と読み続けた感じが^^;
諸星大二郎さんや星野之宣さんも扱われている瓜子姫の話と比べてはいけないとは思いますが、天神様の歌の目次にも意味があるのかと深読みしてからぶってしまいました。
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オカルト研のみんなが、旅行先で雪の孤立集落に閉じ込められて、怖い思いをするシリーズ初長編です。
村の呪われた因習が明かになっていく過程が、オカルト研のとぼけた面々の存在があっても、なかなか怖い。
ところで、森司くんは今作こよみちゃんに、本音だだもれだったようなんですが、これでも何ともならんてどーゆーこと!
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瓜子姫から。
たまたまだけど、くだんのははブームなのか。
モンタージュの人の新連載といい、新耳袋のうしおんなといい、世も末か(笑)
神話とか伝承にフィルターをかけると今も昔も人は変わらないな-、そんな風に思えるところがおもしろいシリーズですよね。
家族関係を整理しながらもう一度読み返します!
「サービス過多」でわらた。
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読み方が悪かったのか、あまり山もなく、オチもなく?
サービス過多に笑いを取られたのは、確かに。あとはPTA。
いつか こよみちゃん視点の話が出たら良いのに。
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シリーズ8作目で、初めての長編。ホラー色が少し薄くなり、民俗色が強く出ていた作品。閉鎖的な村での独自の理屈は、外部の目を通すと意味が分からず、それが怖さに繋がる。
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シリーズ初長編。そしてシリーズ最強にホラー感ばりばりです。因習めいた村にクローズドサークル、いわくありげな秘祭と伝説。連続殺人こそ起こらないものの、はらはらどきどき。民俗学的な謎解き部分もあって楽しめます。こういうの、大好き。
一方でラブコメ部分も健在なので、ホラー度が高いわりには読みやすいです。でももういいかげんにしようよ、って思わないでもない(笑)。いやー、この二人、傍目で見てたらほんっと面白いだろうなあ。抱腹絶倒です。進展があってほしいような、ほしくないような。
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これもなんとなく惰性で付き合ってるシリーズなのだが、今回が8巻目にして初の長編。毎回一話完結の読み切りで内容が右から左に抜けていくんだよね。
副部長、藍の卒業前にオカルト研究会そろって隣県の温泉旅館へ。
その先で吹雪に見舞われ、たどり着いたのはとある村だった。
さらに運の悪いことには村へ通じる吊り橋が落雷で切れて谷に落ち、村への林道は雪で埋まってしまい村は孤立した。
霊が見える体質の森司は、この村に列をなす異様な霊の集団を見る。
村の子どもか、女の子が森司に警告する。隣にいる、こよみに災難が降りかかるから目を離すな、と。その女の子は数年前、村の祭りの最中に何者かに殺された霊だった。
村に伝わる瓜子と蛭子の言い伝え、そして閉じられた村の複雑な人間関係に巻き込まれていく。
櫛木理宇は、このくらいのドロドロした重苦しい話のほうが読んでて面白い。8巻目は表紙と違って、かなり重苦しい話でした。
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大学生を取り上げた作品の中でもトップクラスに面白いと思う。大学生活にありがちな要素を織り交ぜた描写や、主人公の恋模様を含めた人間関係も洗練されている。
全体的にホラー要素だけでなくミステリー要素もある作品だけど、こちらの謎の表現も絶妙で読みすすめるなかで驚かされるシーンが多くて楽しい。
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シリーズ初の長編である本作は、瓜子姫伝説をテーマとしている。
瓜子姫ものの伝奇作品というと、私は真っ先に諸星大二郎の『妖怪ハンター』に収められている一篇を連想するのだが、本作もなかなかどうして、面白い解釈でスリリングな展開となっている。
特に、瓜子姫と天邪鬼の争いに、(片方だけが偏愛される)きょうだいをあてはめるのはとても興味深い。単に「そういう説がある」のではなく、たまたま主人公たちが滞在した時に現存する、いくつかの「きょうだいの諍い」がここに絡んでくる。
今までも、このシリーズはホラーにミステリ風味が強い作品となっていたが、今回はまさしく、ミステリであった。
ところで、私は瓜子姫の物語や桃太郎の物語で語られていないある要素が存在すると考える。
それは、「誰が桃(瓜)を流したのか?」ということだ。
マヨイガ、隠れ里などの伝説では、たいてい上流から漆器や箸などの木器が流れて来る事によって、隠れ家などの存在が主人公に知れる。(必ず木器である事から、これらの隠れ里を木地師と結びつける考え方がある)。
しかし、瓜子姫や桃太郎の果物がどこに由来するのかは、謎のままとなっている。
ならば……。
森司が(渓流の流れる)谷底に投じたあるものは、一体その後どうなったのだろうか?
……まさかね。
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初めての長編ですね。
劇場版、といった感じです。
卒業旅行に出掛けたオカ研一同が、閉ざされた集落で事件に巻き込まれます。
いつになく登場人物が多くて、しかもみんな兄弟姉妹なもので、途中でどれがだれやらわからなくなりました…。巻頭に人物一覧が欲しかった。
ともあれ、森司とこよみの仲も着々と進捗し、相変わらず安心して読める一冊です。
が、以前「長編も読みたい」とレビューしておいてなんですが、やっぱり短編のほうがしっくりくるかな…
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シリーズ8巻目。映画化おめでとうございます。
瓜子姫伝説って全国で有名な話らしいが聞いたことなかった。
徐々にこよみと森司がイチャついているのがまたニヤニヤできて良いっす。
分かりにくいときはミステリアス、分かりやすくても可愛らしくて良い、要するに灘こよみであればなんでもいい。ってのは正直な森司の気持ちで素敵です。
いや絹代さん出てくるなよ空気読めよ!って思ったけど、その後の森司のテンパりにより、「可愛いよ」発言が飛び出しニヤニヤ。
洞窟でも「先輩、旅行中だからですか」、「旅の解放感で、サービス過多なんですか」とすねたように言うこよみ、可愛いに同意。
森司をかばうこよみと、こよみのために死んでも構わないと決心する森司。どちらもお似合いです。
部長の異父弟の久裕くんが出てきたが、どうもうさんくさいキャラだ。
天然のお坊ちゃまのように描写されているけど、御役目を務められる人としてこよみを助役に提案する流れ、わざと仕向けてる感が文章でぷんぷん匂う。
これ天然でうっかり言ってしまったように描きたいなら文章選びが失敗だと思うな。
そのせいで最後の微笑ましいデコピンエンドがうすら寒く感じてしまった・・・。
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2017.9.15 読了。
シリーズ初の長編。
やっぱり、こういう村ってまだあるのかなぁと思った。
なよなよしてて頼りない森司がたくましく見えつつ、こよみにさっさと告白すりゃいいのに、デートに誘うこともできないところが、うーーん、まだまだ先は長そう。
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シリーズ8作目にして、長編化!
うりこひめとあまのじゃくの話は知らなかった。でも解説されているので、予備知識なくても問題ないです。作者の元の話を知らない人を置いてけぼりにしない姿勢に感謝しています。
人の因縁の怖さが身にしみます。
物語だからいいけど、現実に神司君とこのみちゃんのような関係ははたで見ているほうが恥ずかしくなってしまうような展開があります。
新キャラも出てきますが、今後の展開に期待。
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2019年42冊目。今回はオカルト研究会副部長の藍の卒業旅行ということで、旅に出た一行がいわくつきの村に雪のせいで立ち往生し、事件に巻き込まれるという、どこか探偵小説にあるような話のシチュエーション。部長が部室に寝泊まりしている原因となった人物も登場し、色々と物語の理解が深まった巻。あと、もう森司は自覚のない鈍感野郎に認定。ここまで鈍感だといい加減腹が立ってくるな。さっさと映画に誘いなさいよと自分が森司の周りにいる人間だったら言いたくなります。あーもうじれったい。感想はこんなところです。