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電子書籍
【期間限定価格】光武帝(上)
著者 塚本青史 (著)
紀元九年、安漢公・王莽が前漢を乗っ取り新帝国を建てる。だが儒教原理主義的な政策は民衆の反発を呼び、「赤眉の乱」が発生。漢帝室の血を引く豪族・南陽劉氏の御曹司劉秀も武張った...
【期間限定価格】光武帝(上)
光武帝(上)
光武帝 上 (講談社文庫)
商品説明
紀元九年、安漢公・王莽が前漢を乗っ取り新帝国を建てる。だが儒教原理主義的な政策は民衆の反発を呼び、「赤眉の乱」が発生。漢帝室の血を引く豪族・南陽劉氏の御曹司劉秀も武張った兄劉演たちとともに否応無く反乱に巻き込まれてゆく。後漢帝国の創始者、光武帝劉秀の活躍を描く、新感覚の中国歴史巨編。
目次
- 第一章 白水郷(AD一二年)
- 第二章 海曲県(AD一三年)
- 第三章 黄山宮(AD一四年)
- 第四章 呂母(AD一五年)
- 第五章 石渠閣(AD一六年)
- 第六章 呂母の乱(AD一七年)
- 第七章 皇太子の恋文(AD一八年)
- 第八章 赤眉と連弩(AD一九年)
- 第九章 緑林(AD二〇年)
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紙の本
歴史好きの方に
2023/11/12 10:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
漢王朝は、前漢・後漢とありますが、この歴史小説は後漢の話です。時代は、前漢の終わりに新という国を作った王莽が混乱を招いてしまい混とんとした時代です。劉一族の劉秀が立ち上がるまで。
電子書籍
小説ではなく歴史書
2020/06/25 12:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の中ではこの時代の知識が欠けていたのでこの本を買ってみた。
しかし残念ながら淡々と出来事を並べて記述してある。多くの登場人物が出るがどの人物も生きていない。小説ではなく歴史書として読んだ。
この作者の作品は初期の霍去病―麒麟龍彗星譚辺りはそれなりに面白かったが、どんどん歴史書的な雰囲気が強くなってきている。
紙の本
題が光武帝なのに光武帝じゃない人の話が中心になってゆく
2009/08/19 22:46
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:それ行け!!残飯マン - この投稿者のレビュー一覧を見る
●以下は中下まで含めた感想です。●とにかく登場人物、劉秀を含めて主人公陣営の人間に魅力を感じない。人間臭く描いて現実的にしたというより作為的につまらない人物像になっています。劉秀の家臣は門地も職業も多彩でことさら膨らまさずとも話題に事欠かないのですが彼らのバックグラウンドをまったく生かさない淡々とした描写に少々驚きました。社会の雰囲気は活き活きと伝わってくるのですが器の中身の人間たちがリアルを通り越してちょっと憂鬱になるくらい逸話に乏しく貧困な会話と心象で満ち満ちています。 大器の片鱗を感じさせる茫洋とした神童ぶりから長じるにつれそこはかとなく嫌な感じをかもし出す主人公にすごくがっかりしました。どう見ても皇帝の器ではないです。そこそこの会社でそこそこ出来るやり手って印象です。●光武帝を題材にした小説でこれほどの長編は本邦で初めての出版だと思われますがページが進むにつれて彼が主人公ではなく物語の単なる背景にどんどん成り下がってゆきます。光武帝の事跡より当時の社会を概観したり雰囲気を伝えることが主題なのでしょうかね。とにかくジワジワと自分の期待がそらされる感覚は怒りを通り越して呆れ果てました。どういう決着つけるのかなあという意地悪な期待で動機を維持して読み進めました。●光武帝でピクッと反応して手にとった方はそれをまた元の棚に戻したほうがいいです。逆に漢朝が断絶した当時の混乱のおおよそを知りたい方にはお薦めかもしれません。人間中心で描かれてないことが当時の雰囲気や史的な推移を概観するのには反って効果的かも。●光武帝とその家臣が人格的に精彩を欠く描かれ方をしているのは上で述べたとおりですが能力的にもそれほど際立った群像として扱われていません。まあまあの才能が時流に乗っかってたまたま勝ってるそんな描かれ方です。●悪意とまでは行きませんが劉秀一党をどうにかして貶めたい欲求があるのかなあ。