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火山列島の思想
著者 益田勝実
「日本」になる遥か前から、この列島には火山があった。いにしえよりこの土地に培われ息づいてきた想像力のあり方から、私たちの精神は何を受け取り、何を忘却しているのか。忘れてな...
火山列島の思想
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火山列島の思想 (講談社学術文庫)
商品説明
「日本」になる遥か前から、この列島には火山があった。いにしえよりこの土地に培われ息づいてきた想像力のあり方から、私たちの精神は何を受け取り、何を忘却しているのか。忘れてなお、何に縛られ、何から自由になりたいのか。ことばによって残された心の断片に渾身の学問的想像力で肉薄する、日本古代文学研究史上の記念碑的作品にして、無二の名著。
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紙の本
火山列島ゆえに生まれた日本人にとての神とその心情・情景を美しい言葉で伝えてくれる名著です!
2020/03/08 12:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本が火山列島であるという事実と私たち日本人の思考の関係を深く考察した名著です。同書の著者は、古から祭りの日に我々のところに現れ、日常を拘束しない非常在の神の存在、その祖型を「火の山」(火山)の流動的な生き方として捉えることで、日本人が信じている様々な神はすべてこの「火の山」から来ていることを気付かせてくれます。例えば、出雲神話でお馴染みの「オオクニヌシ」も列島の各地に存在する火山神の共有名であり、各地で湧き出る温泉も神の湯として崇められていたのです。同書には、美しく、確かな言葉で、私たち日本人の昔の心の情景を伝えてくれます。