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少しかしこくなれる野菜の話
著者 藤田智
イチゴの赤い部分は果実じゃない? 東西で異なる日本のカブ? 東京が生産量日本一の野菜とは? 「インドのホウレンソウ」ってなに? など、野菜のフシギを、ひと目でわかるイラス...
少しかしこくなれる野菜の話
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少しかしこくなれる野菜の話 (イラストですっきりナットク!!)
商品説明
イチゴの赤い部分は果実じゃない? 東西で異なる日本のカブ? 東京が生産量日本一の野菜とは? 「インドのホウレンソウ」ってなに? など、野菜のフシギを、ひと目でわかるイラストと簡単な解説文で紹介!!※電子版では、紙で出版された内容と一部異なる場合や、削除及び修正している写真、イラスト、ページなどがある場合がございます。予めご了承の上、お楽しみください。
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紙の本
奥が深いゾ、野菜の世界
2015/12/23 07:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとくちに野菜といっても種類はさまざまだ。
そもそも八百屋って呼ばれるようになったのは「青物屋」と言い方が転じたという説や数多くのものを売っているからという説がある通り、野菜の種類は多い。
メロンとかスイカとか果物なのにどうして八百屋さんで売っているのか。メロンとかは「果実的野菜」という区分にはいるらしい。逆に「野菜的果実」っていうのはスダチとかユズがはいる。
さまざまな野菜の、えーというようなエピソードを楽しいイラストで紹介しているこの本によると、野菜とは「新鮮な状態で、主に副食として利用される食用の草本植物の総称」とある。
「草本植物」とは「地上に出ている部分が柔らかく木ではない植物」のこと。
実はキノコや山菜は野菜には分類されないそうだ。この本ではキノコたちのことも載っているが。
この本を監修しているのがNHKEテレ「やさいの時間」でおなじみの藤田智先生。
ちょっとおしゃまな先生の姿をテレビでみかけた人も多いだろう。
先生の話を聞いていると、菜園づくりも楽しくなってくるから不思議だ。そんな先生が監修しているからなのか、この本もなんとも楽しい。
知っているだけで、食事もすすむこと間違いない。
どんなことが載っているかというと、例えばカブ。あの形状からしてダイコンの仲間だと思ってしまうが実がコマツナの仲間だということやキャベツの仲間が意外に多いといったようなこと。ちなみにキャベツの仲間にはブロッコリーやカリフラワー、スティックセニョールもはいるらしい。
私は小さな菜園での畑仕事を趣味にしているが、キャベツとスティックセニョールを同じ畝で育てているが、それにはこういう訳があったのだ。親類は大切にした方がいい。
実際に自分の手で野菜を栽培すると、スーパーや八百屋ではわからなかったことも見えてくる。
その代表がこの夏栽培したキュウリだった。出来立てのキュウリは素手で採るのが大変なほどトゲが鋭い。これは外敵から身を守るためのもの。
ところが今やスーパーなどで販売されているキュウリにはほとんどトゲがない。私たち人間の都合で品種改良されたのだとか。
野菜の世界の奥は深いのだ。
電子書籍
豆知識本
2016/01/13 21:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ginger - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの通り、少しかしこくなれる(なった気がする)野菜の話。
構成は1ページ毎となっており、ネタとなる野菜とそのタイトル。中段が絵、下段4行前後で説明という形をとっている。
内容はトリビアのようなものが多く専門的なことや、野菜を深く知りたくて、という方は違うのではないだろうか。どちらかと言うと、「こんなの知ってる?」というような豆知識だ。
内容自体は決して悪くはないし、小中学生くらいが読むと面白いのではないかと思う。また、そう言った子どもを相手にする方々に勧めてみたい。