読割 50
電子書籍
春風落月
著者 阿川弘之
受勲鬱とでもいうべき症状に陥ったとき、ふと心を軽くした3本の電話。著者にしか描きえないエピソードをユーモアたっぷりに綴った「受勲異聞」ほか、様々な媒体に寄せた文章など、散...
春風落月
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商品説明
受勲鬱とでもいうべき症状に陥ったとき、ふと心を軽くした3本の電話。著者にしか描きえないエピソードをユーモアたっぷりに綴った「受勲異聞」ほか、様々な媒体に寄せた文章など、散逸させるに惜しい滋味溢れる折々の随想52編。
目次
- 不思議に命永らえて
- 論語を読む
- 辞書を読む
- いぎたない
- 年の始めのためしとて
- 新年早々物騒な話
- 受賞謝辞
- 受勲異聞
- 受賞の言葉
- 大きな未完成品
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紙の本
文章というもの
2005/11/27 02:18
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:米内光政 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近巷には、間違った使われ方をしている日本語が沢山氾濫している。そういうものを見たり聞いたりするたびに、著者はやるせない気持ちに陥る。そういった気持ちを、読み手を決して同じように陰鬱な気持ちにさせずに伝えるという離れ業をやってのける。そのためには、何度も文章を推敲しなければならない。
著者の日本語に対する愛着と、文士としての意地、そして何よりユーモアを忘れない絶妙な文章を堪能できる作品である。