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三千寵愛在一身 雨降らす花
峻国で女官をしている鹿蓮姫。彼女は居心地の良い後宮で、日々、物語を書くなどして気ままに暮らしていた。そんなある日、物語を書いているところに、異国の青年が現れる。星流と名乗...
三千寵愛在一身 雨降らす花
雨降らす花 (コバルト文庫 三千寵愛在一身)
商品説明
峻国で女官をしている鹿蓮姫。彼女は居心地の良い後宮で、日々、物語を書くなどして気ままに暮らしていた。そんなある日、物語を書いているところに、異国の青年が現れる。星流と名乗る金髪の青年は、訝しむ蓮姫をよそに、峻の文化についてあれこれと尋ねてくるように。後に、彼は水章国という小国の王子だと知るが、彼の故郷を想う気持ちに心を打たれ、蓮姫は強く惹かれるようになり…!?
目次
- 一 春陽の庭で/二 砂漠の国の公子/三 ふたつの願い事/四 恋心暗鬼/五 雨降らす花/六 星夜の逢瀬/七 明月別離/八 あなたの音色/あとがき
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紙の本
三千寵愛在一身シリーズの第2巻登場!
2015/09/29 14:22
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投稿者:タンスの角に薬指 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻のラスト付近でちょっとだけで出てきた登場人物、蓮姫が主人公のお話。紙と墨を湯水のように使って物語が書け、実家より豪華な食事、温かい寝床、着心地のいい衣服が着れる後宮はまさに仙界。王に目をつけられない限り妃たちの寵愛争いとも無縁で平穏に暮らせる。だから誰にも嫁ぎたくない、後宮にずっといたいという主人公。
そんな彼女にも恋の季節が訪れたのでした、というお話です。
2巻目も面白いです、このシリーズ。
ところで、この後宮にいて趣味に暮らしたいという人物像は同じコバルト文庫の「贅沢な身の上」シリーズの主人公、花蓮と同じです。
「贅沢な身の上」の初出は雑誌コバルトの2010年11月号(10月発売)でした。
「三千寵愛在一身」の第一巻の発売は2010年10月でした。
つまり殆ど同時期に別々の作家さんが奇しくも中華風後宮もの小説を書き、その中で似たような人物を書いていた事になります。
殆ど同時期に出た「贅沢な身の上」とこの「三千寵愛在一身」。そこに出て来る花蓮と蓮姫のお話を読み比べるのもまた面白いかと思います。