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ひみつの校庭
葉太たちの学校では、入学したときに「自分の木」が決められる。その観察ノートが終わったとき、秘密の庭への鍵が手渡される。庭には、不思議な植物たちと、不思議な人々が集まる場所...
ひみつの校庭
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ひみつの校庭 (ティーンズ文学館)
商品説明
葉太たちの学校では、入学したときに「自分の木」が決められる。その観察ノートが終わったとき、秘密の庭への鍵が手渡される。庭には、不思議な植物たちと、不思議な人々が集まる場所だった。人間が成長して別れがあることの意味を、植物たちが教えてくれる。
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紙の本
きっと自然の生命力のお話なんですね。
2017/05/08 23:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
評判が良かったので手にしました。
児童文学の王道を行く作品で、子どもの夢を見せてくれる
お話でした。
葉太の小学校では、入学すると自分の木が決められて
当番になり、卒業するまでの間、観察ノートをつけることに
なっています。
発案者は植物園の園長だったおじいさん。
いまの校長先生のおじいさんです。
そのむかし、隣り合っていた植物園と小学校が自由に
行き来できていた頃から当番があるのです。
いまはフェンスで仕切られていますが。
昭和の終わりごろ、校長先生のお父さんが小学校の先生
だった時のことです。植物園の園長だったおじいさんが亡くなり、
植物園は閉園になります。
そして植物を整理する話になった時に、植物の世話をしたいから
残してほしいと何人もの人が手を挙げたのです。
卒業してからも、自分の見ていた植物がどうなるのか気になる
人たち。卒業生といっても観察が始まったのはおじいさんの
頃なので、すでに亡くなった人も多くいました。
そうです、植物の生命力がつないだつながりは、人の常識では
計りきれない大きな根を張っていたのです。
そのことに気がついたお父さんはフェンスを作り、植物たちに
守られた世界と小学校を区分するようにしました。
小学校にも植物はいっぱいあります。
すべての子どもたちが当番できるくらいの数です。
フェンスの向こう側は、さらに特別な植物が植わっていて、
観察に熱心な子や卒業生たちが出入りできる特別な場所と
なったのです。
人間は死んだらどうなるのでしょう。
天国ですか、神の国ですが、あの世ですか。
この物語では、いずれも違うみたいですね。
フェンスの向こうは植物に守られた世界で、魂の存在と植物の
生命力が共鳴し、姿を見せられる特別な空間だったのです。
なんだか心が癒されました。魂は永遠なんだなと思える作品でした。
紙の本
植物ファンタジー
2016/05/22 22:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
生徒生徒一人に担当の植物があり、その観察ノートをつけるなんて変わった学校だなと思いました。
思わぬ不思議もある植物ファンタジーで読みやすかったです。