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勇者に期待した僕がバカでした
正直、勇者より魔王軍の方が大変そうだよね。「一体こいつはどうやって冒険をしようというのか! もう勘弁ならんぞ!」「落ち着いて。僕たちが根気よく勇者を育てていくしかないんじ...
勇者に期待した僕がバカでした
勇者に期待した僕がバカでした 1 (ガガガ文庫)
商品説明
正直、勇者より魔王軍の方が大変そうだよね。
「一体こいつはどうやって冒険をしようというのか! もう勘弁ならんぞ!」
「落ち着いて。僕たちが根気よく勇者を育てていくしかないんじゃない?」
30年ぶりに現れた勇者を前にして、魔王軍は大混乱。そいつは伝説の武器を前に平然とこん棒を選択するような、ただのバカ。
次々と奇跡的な愚行を繰り返すダメ勇者。
そんな勇者を目の前に、魔王軍は絶望の淵に立っていたのだ。
モンスターは勇者に倒される事で、より優秀なモンスターへと転生する。彼らは勇者を育成し、旅を盛り上げ最後に倒されることを夢見て過ごす。
それが彼らの仕事であり、人間との間に結ばれた秘密裏の決め事なのだ。
――たとえ勇者がどんなにバカであったとしても。
だから、魔王軍だって楽じゃない。
選んだ勇者のバカさ加減を棚にあげ「コレじゃ勇者が育たないよ! 職務怠慢じゃないの?」とクレームをくれる人間サイドのお偉いさん。
天才的なダメっぷりで、どれだけイージーな状況も覆すミラクル勇者。
きわめつけに、新入りモンスターのうっかりミス。
それでも文句は言ってられない。
嗚呼、仕事ってなんだろう……。
第10回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞のファンタジー社畜コメディ!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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なんという出来レース設定!
2016/06/18 09:34
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投稿者:nawade - この投稿者のレビュー一覧を見る
第10回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞。
散ってこそ華、勇者の勝利を演出!魔王軍を舞台に繰り広げられるファンタジー社畜コメディ。
なんという出来レース設定!
面白いのは冒険の裏側の魔王軍に視点を置いて主役の位置にいるはずの勇者の顔が見えにくいこと。
これは読み方を間違えると期待外れとなってしまう。
タイトルとあらすじからコメディと捉え、バカバカしさを期待すると肩透かしにあう。
前半こそコメディっぽい流れであるが、立場の弱い魔王軍、そして中間管理職の悲哀を描いた作品なのだ。
ストレスが溜まる展開なのでラストにはもう少し爽快感が欲しかった。