興味のある方には是非オススメします。
2013/06/13 11:56
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投稿者:ひとみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は「母」との話が多いです。一方の視点から、まして当事者が書くものは、大きく偏りがちなものになるとは承知はしていながら、すさまじい環境で生きてきたんだなぁと驚嘆しました。NHKの朝ドラに登場したときの印象を覚えているので、今更ながら、印象なんて創り上げることも変えることもできるものなんだと思い知らされました。
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投稿者:なつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
母に認められたい、愛されたい。でも、叶わない。母を変えることは出来ない。子供の頃に渇望した愛情や温かい家庭を取り戻すことも出来ない。けれど自分自身は変えられる! 苦しんで、もがいて、恨んで、諦めて、自暴自棄になって…それでも立ち上がり前に進み続ける強さ。独りで闘いつづけてきた故の優しさ、弱さ。人生の基盤は間違いなく「愛」であることを改めて思う。アダルトチルドレンに悩む私にとって、これ以上励みになる1冊はない。
抱えた闇を人に晒すこと、辛い記憶を思い起こす作業はそう容易ではないはずだ。この本を綴った著者の勇気に心から拍手を送りたい。
きっと、恵まれない家庭環境の中で育ち 大人になった今でも尚呪縛に苦しむ大人や、自分の心が泣いて助けを求めていることにすら気付かず、へとへとになりながら気丈に生きている大人はこの世に溢れている。多くの人に読んで欲しい。自身の心の奥底の声に耳を傾けるきっかけになるだろう。
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投稿者:カレイの煮付 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の生い立ちが壮絶で、子どもは親を選べないと思った。著者が現在進行形で苦しんでいる中、このような話を伝えてくれたことに、価値があると思った。
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テレビ等での奔放な発言を見ていて、一体どういう育ち方をしたのかと
気になっていた遠野なぎこさん。
読んでみて、母親との関係など壮絶な人生を歩んできたことがわかる。
「母親にさえ愛されたことのない私が、男の人から愛してもらえるわけがないじゃない?」という思いが彼女の根底にあるんだなぁ・・・。
そんな彼女が子供の頃から続けている女優という仕事。
なぎことしての自分が拠り所になっていた。
この自伝を出すことで、彼女の心に何か変化があったに違いない。
変化があったからこそこの自伝を出したのかも。
いずれにしても、これからも女優としての遠野なぎこさんを見ていきたい。
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女優・遠野なぎこが、自身の壮絶な人生を、愛してほしかったのに愛してもらえなかった母親との関係を中心に綴った。
今まで語れなかった自分と母親とのことを、全部吐き出したかのような一冊で、正直読み終わった後の後味は悪い。これをすべて本にする必要はあったのだろうか。
彼女自身が抱えてきたものを全部吐き出すことで救われたのなら、また、同じように苦しむ人たちがこれを読んで救われるのなら、それはそれで意味があるのかもしれない。
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女優 遠野なぎこの半生を綴った本。
子供にとって母親の影響は大きいんだなぁと、自分の子供たちに接する態度を反省。育てたように子は育つ。
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遠野なぎこという人を知らないけど、タイトルが気になり読んでみた。
私自身も母との関係はあまりよくないので、気持ちがわかる部分もあり。母と娘の関係は難しいものです。
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母親による長女へのネグレット。今は女優として活躍する女性の母親との葛藤。そんな母親がいるのか?との疑問と驚き。人間は悪魔の心もあるようだ。親との関係は何時までも心に残る。乗り越えることができない。著者の苦しみは可哀想ではすまない。こんな親子関係が生じないように願うばかりだ。
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私の記憶にある遠野凪子さんは、すごくキレイな女優さんだ。
久しぶりにテレビで見た遠野さんは、以前の輝くような美しさはなく、彼氏の数とか、びっくりな男性との付き合い方をあけっぴろげに話していた。
空白の時間に何があったのか・・・。
この本を読んで、実母にこれだけ愛されない人がいるのだろうかという驚きだ。
私も自分の母とは仲がよくないが、これほどひどいのは聞いたことがない。
お母さんもある意味、病気なのかもしれない。
遠野さんが、お母さんを卒業して、いい人生を歩んでいけるといいなと思う。
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図書館にて。
この本が小説の棚に合ってびっくり。
ノンフィクションのくくりにされてないのね。
なんだかかわいそう。
最近テレビでこの本に書かれているような母親からの虐待について涙ながらに語ることの多い彼女だけれど、ああやって人前で話すことはこの問題の治療にいいことなんだろうか。
早く、この呪縛から逃れてくれればいいと思う。
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遠野なぎこの自伝的小説。
小説といってもほぼ事実として読んだ。
著者と母親との関係、男性関係、仕事についてが綴られている。
うまくいかないことはすべて母親に原因あるように書かれているのが、甘えを感じる。
未熟な母親に育てられ、精神的に不安定なまま大人になってしまった秋美(なぎこ)だったが、いまやっと当時を振り返り、本にすることができたのかと思う。
ラストは少し無理している感じ。
ゆっくり幸せになっていけばいいと思うよ。
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遠野さんて山崎まさよしくんのファンなんだってね。
コンプレックスの強い母親は娘に嫉妬して娘の幸せを妨害するから、娘もコンプレックスの強い精神的に何かがある人間に育つって聞いたことがあるけど、そんな感じ。
貸してくれた人がいたから読んだけど、覗き見趣味的な部分が大きいから、読後感はイマイチでした。
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他人の心は、自分には分からない。それが普通。でも、共感したり、反感を持ったりすることはできる。
それを実感した本書。
ブクログでの評価は、低い。
アマゾンでの評価は、高い。
それだけ、インパクトがある内容だ。
ぼくは、共感できた方かな。最後の方、良かった。
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遠野なぎこが自身の半生を綴った一冊。
一番愛して欲しいと感じている母親には愛されず、その影響で対人関係や心身に支障をきたしていることを隠すことなく書いている。
同じ立場じゃない限り同情はできてても共感はできないものの、彼女が今も苦しんでいることを考えると痛々しいの一言に尽きる。
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想像以上に恐ろしい内容だった。母親像があまりにも常識とはかけ離れているので、母親の精神鑑定が必要なのでは?と心配してしまう。女優と言う職業柄、優れた美貌の持ち主なのは間違いないのに、自分では醜いと思い込んでいたことはショックを受けた。親と言うものは子どもの心をゆがめてしまう力があるのだと身にしみた。毒親と言う人種が世の中にいることは知っているが、遠野なぎこの母親はその中でも最たるものだ。
ただゴーストライターの文章が上手すぎて、かなり脚色しているんじゃないか?と勘ぐってしまう部分もある。