紙の本
読み始めたのなら中断せずに!ただしホラーが苦手な人にはオススメしません。
2016/07/28 01:11
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投稿者:蓼喰う虫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この小説はラストシーンが何よりも重要です。
紹介には自殺は罪か、それとも赦しなのか--とありますが、この2章においてはそれは豪華な飾りでしかないと言わざるを得ません。
すべてはただラストシーンにて読者を絶望へ叩き落とすためにあるのです。
それほどの力を持ったラストなのです。だからこそ途中で中断せずに読み始めたのならば一気に読みましょう。
期待以上の恐怖が味わえますよ。
明らかに野崎まど作品ではあるがかなり異質な今回のバビ
ロン2。型にはまりすぎず様々な試みを行う野崎先生のプロ意識には感心するしかないです。何より読者に媚びようとする意識があまりないのが良いです。このラストは大衆受けはするはずがないです、ありえません。それでも彼はやりきりました。そこをぜひ評価したい。
↓ネタバレあり
読後誰もが思うのが曲世愛、彼女の恐ろしさ。野崎作品特有の人を超えた様な存在に対する恐ろしさ。しかしこの曲世愛、彼女はあくまで人間なのである。「悪」の性質しかない人間なのである。人を容易く殺してしまう人間、我々はそのような人間を忌避しあり得ないと考えます、が
それでも作中の彼女の様な存在はこの世界において確かに存在しているのです。野崎先生はそれを教えたかったのかもしれません。そして彼女の提示した「ゲーム」の説明。そこからは自分がマイノリティであるのはおかしいとよね、という恐ろしき考えが読みとれるのは考えすぎでしょうか。果たして次章でどうなることやら。期待しかない!
電子書籍
相棒続いて死亡
2019/10/12 10:42
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投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
相手が凶悪、かつ強力すぎるのかも。強すぎる悪って奴。こんな相手に勝てるのか? さらに登場する自殺法、確かに死ぬ権利について考えさせる。
紙の本
悪い予感。
2017/06/02 20:20
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投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
バビロン2巻目。1巻の比じゃなく重いです。読んでいて悪い予感しかしないのですが、その予感通りか、それを上回る悪いことがどんどん起こります…
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面白いけど、主人公が一向に進展しない捜査にはまり込んでいくので、読者もその流れに巻き込まれていく感じがして、正直楽しくはない。
あと、ラストは途中である程度予想出来るけど、それを上回る後味の悪さです。この物語はどこに行き着くんでしょうか。
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『この本はやばい・・・』
まず第一に、死にたい人は読んではいけません。そして、ちょっと情緒不安定かなぁの人もダメ。強い心を持ってると思い上がっている人もダメ。みんな、死にます。
とにかくすごい。やばい。ぐっときた。偉そうなことは言いません。この本は確実に人の心に忍び込んで大事な部分を揺さぶります。すぐにじゃないかもしれない、鼻で笑い飛ばす人もいるかもしれない。だけど、死を恐れる心があるのなら、その甘い囁きをはねのけることは出来ない。
あなたは踏切の前、思い出す。あの芳醇な女の匂いを。そして耳元に蘇る、あの優艷な囁きが。そして、貴方は微笑んで・・・・・・━━━になる。
本当に怖い本です。読んだらダメ、だけど気になるでしょう。読んだら死んじゃう本だよ・・・なんて。おちゃらけてないと、飲まれてしまいそうで、怖いんです。お化けなんかよりよっぽど怖い。どうか、どこにも飛び込みませんように、私。
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これは実に目の『毒』だな… 次は9ヶ月後とは待ち遠い…
私にも囁いて、あの絶妙な死を欲する体験を味わいたいな~なーんてな。。。
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TV公開討論からの疾走感。情勢の思いもよらぬ逆転劇。そして、ラスト、何と言う緊迫と戦慄…。禍々しさが容赦なく襲い掛かってくる。恐怖とはこういう物なんだ…。曲世愛とは最終兵器か?!正崎は今までよく曲世と普通に対峙できていたな。この衝撃からどうやって巻き返すことが出来るんだろう。とても普通じゃいられない。
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自殺は、合法か――?
この結末、絶対予測不可能! 戦慄のサスペンス第二章。
混迷を極める“新域”選挙のなか、検事・正崎が「自殺法」に挑む!
64人の同時飛び降り自殺――が、超都市圏構想“新域”の長・齋開化(いつき・かいか)による、自死の権利を認める「自殺法」宣言直後に発生! 暴走する齋の行方を追い、東京地検特捜部検事・正崎善(せいざき・ぜん)を筆頭に、法務省・検察庁・警視庁をまたいだ、機密捜査班が組織される。 人々に拡散し始める死への誘惑。鍵を握る“最悪の女”曲世愛(まがせ・あい)がもたらす、さらなる絶望。自殺は罪か、それとも赦しなのか――。
▼立ち読みはこちらから
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齋と曲世の言動が受け付けられなくて、最後まで読むか読まないか迷いつつ読了。この後、正崎がやり返してくれることを期待して☆3つ。実は次巻も買ってあるんですが、なかなか手に取れなさそうです。
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2巻だし、これから活躍するメンバーの登場回かな?などと思っていたら、見事に裏切られた。
政治家たちの攻防などがリアルなだけに、存在が非現実的な曲世に裏をかかれる。
また主人公1人になってしまって、この先一体どのように展開していくと言うのか。ちょっと想像できない。
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野﨑まどのダーク成分がこれでもかと暴れ狂うシリーズ2冊目は相変わらず先が読めない。点線と実線のシーンは圧巻でした。
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前巻よりも面白さ増し増しでした。
前半の、登場人物が出揃って、これからかな?という感じと、後半の政治家の攻防。
そしてラスト十数ページの畳み掛けるような衝撃。
前半の政治家パートが堅苦しく現実的な展開だっただけに最後の曲世愛のターンは非現実的すきて寒気がするほどこの女が恐ろしかったです。
面白い…これからどうなるのかすごく気になります。主人公大丈夫だろうか……。
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ぼろぼろぼろぼろ死んでいく。途中経過はすっ飛ばして彼女の正体さえはっきりしたらそれですっきりしてしまいそう。出生がはっきりしていないので今後背負ってきた影が明かされるという流れなんだろう。なんだろうなんだろこれは気になるぞ☆
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沈黙の艦隊を思わせる展開からラストにかけての怒涛の光速展開は作者独自の持ち味を十分に発揮。どこに向かうのか、どこに連れていかれるのか、全く分からない。
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あの女がもらたす絶望の物語。
あの女に対抗するためにはあまりにも無力。
あの女に対抗するためにはあまりにも無策。
あの女と斎開化はやはり手を組んでいるのか。
あの女と斎開化が目指す場所はいったい何処なのか。
あの女の目的はいったい何なのか。
正崎善は――悪に敵うのか。