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電子書籍
ゴーレム
著者 グスタフ・マイリンク(著) , 今村孝(訳)
プラハのユダヤ人街に住む宝石細工師の「ぼく」は、ある日、謎の人物の訪問を受け、古い書物の補修を依頼されるが、客の帰ったあと、彼について何も思い出せないことに気づいて愕然と...
ゴーレム
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ゴーレム (白水Uブックス 海外小説永遠の本棚)
商品説明
プラハのユダヤ人街に住む宝石細工師の「ぼく」は、ある日、謎の人物の訪問を受け、古い書物の補修を依頼されるが、客の帰ったあと、彼について何も思い出せないことに気づいて愕然とする。どうやらその男は33年ごとにこの街に出現するゴーレムらしいのだ。やがて「ぼく」の周辺では次々に奇怪な出来事が…。夢と現実が混淆する迷宮めいたこの物語は、第一次大戦さなかに出版され、熱狂的に読まれたドイツ幻想文学の名作である。
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紙の本
33年後
2015/08/24 08:06
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nanome - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話はラストシーン以外は暗い印象を受けた。
ユダヤ人街は闇がはびこる街だ。しかし、住人も暗い訳ではない。主人公は自分の運命に抗うように、懸命に生きている。さらに、階下の住人も驚くべき純粋さを持って生きていた。
ラストシーンでは街の印象が大きく好転する。そして、主人公は大金持ちになり、幸せに暮らしていた。
このように、因果応報で世界は回っていると痛感させられる作品だ。そして、主人公が懸命に生きる様には勇気を貰った。