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犬恋花伝――青銀の花犬は誓約を恋う――
人と獣の姿を持つ不思議な存在、花犬(はないぬ)。そしてその花犬を相棒に狩猟をする花操師(かそうし)。花操師見習いのコトナは、過去にあった花犬との辛い別れが原因で、現在の相...
犬恋花伝――青銀の花犬は誓約を恋う――
犬恋花伝 青銀の花犬は誓約を恋う (コバルト文庫)
商品説明
人と獣の姿を持つ不思議な存在、花犬(はないぬ)。そしてその花犬を相棒に狩猟をする花操師(かそうし)。花操師見習いのコトナは、過去にあった花犬との辛い別れが原因で、現在の相棒セキとの関係がぎくしゃくしていた。近く行われることになっている、花操師への昇格試験の合格も危ぶまれる中、凶悪な花犬が出没し、多くの犠牲が出たという。それは、かつてのコトナの相棒である花犬ハルシを殺した相手で――!?
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絆を感じるストーリー
2020/08/02 22:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
人と獣の姿を持つ不思議な存在、花犬(はないぬ)。その主人である花主の少女。彼らの葛藤と絆に心惹かれました。
死んでしまったもう一匹(一人?)の存在の大きさにそれぞれ引きずられながら、どうしても素直になれない二人。
甘えたいのに甘えられないセキが可愛かった。。。
最後までスッキリした読了感ですが、続編があれば絶対買うのに。と思うほど満足でした。
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想像以上に重い関係性と展開で、うっかり泣いた
2022/02/28 23:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
花を主食とし、人型に変じることができ、時には魔法のような力を操る猟犬、花犬。
そして花犬と共に生きる民。
脆弱ゆえに捨てられた弱仔である花犬ハルシを拾い育てていたコトナに、宗家の名犬であるのに敵から逃げて背中に臆病傷をつけたとして捨てるように預けられた花犬セキ。
ハルシの死の原因である赤鬼を巡る絆の物語。
あきさんの絵に惹かれて買って積んでいたが、もふもふわんこ可愛いとか言ってる場合じゃないくらい重く深いストーリーに泣いてしまった。
セキがあまりにも、切なくて。
だからこそ最後のコトナに甘えるセキが可愛くて泣けた。
ずっと一緒だったハルシの存在が大きすぎて、コトナの一番にはなれないとわかっている上に罪悪感から甘えることも、本当の望みも何も言えなかったセキ。
ハルシのことばかりでセキを見てやることができなかったのに、セキに側にいてほしいコトナ。
人型になれるとはいえ、異類婚姻譚とはまた違って、二人はたぶん家族という絆が一番正しく相応しいんだろうけど、それはそれとして互いに番う相手ができたら揉めるだろうな、という相互依存的な愛が重く切なく非常に萌える。
ヤダケ老の過去話が切なすぎるだけに、二人の今後が幸せであれと願うわ。
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良質なファンタジー
2016/11/24 21:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wakana - この投稿者のレビュー一覧を見る
良質なファンタジーで面白かったです。
きちんと1巻で完結しています。
と言っても続きもありそうな感じですが。
コバルトって男女の恋愛ものが多いのかと思っていましたが、このお話は一般向けのファンタジー本みたいな感じです。
恋愛ものって感じでは全くないので、それを期待すると肩透かしかも。