読割 50
電子書籍
ヰタ・マキニカリス
著者 稲垣足穂
足穂が放浪生活でも原稿を手放さなかった奇跡の書。「ヰタとは生命、マキニカリスはマシーン(足穂)」。 恩田陸、長野まゆみ、星野智幸各氏絶賛の、シリーズ第一弾。
ヰタ・マキニカリス
ヰタ・マキニカリス (河出文庫 21世紀タルホスコープ)
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紙の本
独特な世界をもち、大正から昭和にかけて数々の作品を発表した稲垣足穂氏の幻想的な短編集です。
2020/05/20 08:04
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、大正末期から昭和の後期にかけて、抽象志向と飛行願望、メカニズム愛好、エロティシズム、天体とオブジェなどをモチーフにした数々の作品を発表した作家、稲垣足穂氏の幻想的な短編集です。彼は、文豪、三島由紀夫氏より「昭和文学のもっとも微妙な花の一つ」と言わしめた人物でもあり、同書には、幻想的でうっとりするような稲垣氏独特の世界が描かれた作品が収録されています。「星を売る人」、「黄漠奇聞」、「星を造る人」、「リビアの月夜」などを通して、稲垣氏の独特の世界を垣間見られます。