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野口さんの主張に概ね同意
2016/04/03 20:10
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
物事の本当に大切なことは2割。その2割に集中することが大事。
そして、その2割を見抜くことが大事。
集中と選択。上位2割が8割を稼ぎ出す。
この法則を様々な事例から検証しているのが本書。
更に、”2割”以外は無視して良いものなのかという点にもしっかり
言及している。
野口さんの発想はいつも参考になります。
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統計的手法の応用
2020/08/14 11:56
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投稿者:玉の意志 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2:8法則、Zipfの法則、べき乗分布、正規分布などを用いて、販売や資料の整理、勉強法などのノウハウを教えてくれる本。著者の超整理法、超勉強法などを読んだが、もう一度、広い視点から学び直せた。さて、実行に移さねば。
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<目次>
はじめに
第1章 2割に集中する人が成功する
第2章 2:8法則を無視する人々
第3章 「超」整理法は自動的にコアを見出す
第4章 試験勉強でこそ2:8法則が有効
第5章 変化するビジネスのコアをつかむ
第6章 世界は偏っている
第7章 8割の逆襲?ロングテールとブラック・スワン
<内容>
著者の今まで書いてきた「超」整理法、「超」勉強法などを再まとめした感じ。要するにすべてのことは2:8の法則があり、その2割のコアをしっかりと見つけ、対応することで解決する、というもの。
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全体の中でコアが占める比率は量的に2割程度→努力はコアに集中させる
コアの見つけ方こそがノウハウ ①どうすれば見いだせるか②コアが変化したときどのように対応するか
コアが誰にとっても同じ、変化しない分野→勉強や試験→2:8の法則を容易に適用できる
自動車部品 2割の部品が故障件数の8割になる
大組織→取り落としがないようにといった誤った指示がなされる。
さまざまなことに2:8の法則 クレーム、顧客売上、時間管理、外国語、スポーツの重要な勘所
1冊の本→重要な部分は一部 2割くらい 新聞は多くても2割読めばよい(さまざまな記事は読書の範囲を広げ、コストを下げるため)
スマホ、エクセル ×使い切ろう ○よく使う機能は一部
整理法に関する本「要らないものを捨てよ」→どうやって識別するのかの方法論を示していない→ノウハウを示していないノウハウ本が世の中に氾濫していることに対して、私は怒りに近い感情を持っています。
時間の使い方→本当は重要案件の処理に時間を費やすべきであるにもかかわらず、些細な案件に多くの時間を使っている。
山本七平「一下級将校の見た帝国陸軍」 フィリピンの最前線 員数合わせ(銃、在庫)に明け暮れ、米軍との戦争は二の次 米軍=大きすぎる問題=責任追及されない 銃が合わない=責任追及
些細主義
機能を整理すると文句が出る 電気機器のボタン 新聞の株式欄(文句が出るのでムダと知りながらやめられない)☆中小企業なら対応可能では?
書類や資料のコア→ワーキングファイル(分類せず時間別に並べた押し出しファイル)
分類するな。検索せよ。→☆検索方法を要確認
2:8集中勉強法 ×一様勉強法の安心感はニセモノ
古代ローマ史の先生「取り落としのないよう、10人の人たちすべて勉強せよ」→不適切なアドバイス ハドリアヌスが出題された場合、「だから言ったではないか」→後知恵に基づく非難→同じような人は会社にも沢山いる。
勉強がよくできる学生はコアを押さえている。
成績が悪い学生→勉強法が苦手
体系的に学問を究めようとするのではなく、試験に通ることだけが目的なら、過去問題で勉強するのが最も効率的
アメリカの大学院 リーディングアサインメント 図書館で黒くなっている部分を読んだ。
でる単 文章全体を覚える Children are resilient.(活発だ/はつらつ/弾力性ある)
全体を俯瞰する→高い所まで登る→受験エリート校 教科書を最後まで読んでしまう。
アップル 分業
日本企業→円安で利益 変化に対応する改革を怠ってきた。アベノミクスがもたらす最も深刻な問題
ビジネスのコアは把握が難しい 電信→電話→インターネット
ビッグデータ ニューラルネットワーク(機械学習機能)
エパゴギクス 映画の脚本だけで映画の興行収入を予測するサービス
経営者 木を見て森を見ず→日常生活から離れて、全体を見渡す時間をつくるべき
教養、歴史の重���性(☆歴史勉強法要検討)→権力者、大国が勃興し、滅びる様子
中間管理職 ポジションに応じたコア→自分が担当している事業をできる限りデータを用いて定量的に把握する。→エクセル グラフ化されたデータ
数値で表しにくいもの コアを見つけるには?→一定の成績を上げる人を見習い、教えを請う→名人芸は教えてくれないので盗めばよい。☆R021220年末年始に戦略立て→123月でノウハウを盗む・4月に昇進しても焦らないこと!
パレート分布 べき乗分布 指数関数的に減っていく
ジップ(ジフ)の法則 k番目の要素が全体に占める割合はk分の1
1位は10% 2位は5% 3位は3%
地震のエネルギー グーテンベルグ・リヒターの法則
フラクタル性(自己相似性) 分布の一部を抜き出すと全体と似た分布☆株取り引きに応用可
ロバート・K・マートン 自己強化的累積現象 マタイ効果「それ誰にても、もてる人は与えられていよいよ豊かならん。されどもたぬ人は、そのもてる物をも取らるべし」
グーグルが登場する前は、アルタビスタという検索エンジンが市場を制覇していた。
アマゾン 物理的な店舗を持たない→ロングテール書籍を扱える。
ナシーム・ニコラス・タレブ
ブラック・スワン 滅多に現われないが、出現時には大きな影響を与える。①普通は起こらない(確率低い)②社会に大きな影響③確率を計算できない
原発事故、飛行機事故 生じた影響が大きい事象→十分な対策をとるべき
ギャラリーの存在 オンラインクラス会→中止したら見ていただけのギャラリーのクレーム☆大学時代の数学科BBS
世界は10割で成立している→ギャラリーも含めて
小説で面白い箇所は2割→退屈なところを読み飛ばせば、小説は面白くない。
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いわゆる「2:8の法則」だけで1冊書きよった、みたいな感じです。今までの野口先生の著作と比べるとちょっと内容薄いような気がしました。
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野口悠紀雄の「超」シリーズはどれも読みやすく、具体的方法までしっかりとカバーしてくれている。ただ、今回の集中法では、大切なコア(2:8理論)を如何にして見つけるかの具体的方法については十分カバーされてない様に思う。
相変わらずこの本でも役人体質に対しての批判炸裂。
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全体の中でコアが占める比率は2割程度でも、成果や価値の8割程度が生み出される場合が多い。
これを「2:8法則」と呼びます。
本書は、「2:8法則」をさまざまな分野で有効に活用するためのノウハウをまとめた一冊です。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=7471
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第一章だけですべて言い尽くしているし、じゃあどうしたらいいのかはわからない。購入するまでもなかった。
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参考にしたいこと
☆2割を制すれば8割を制する。
☆試験勉強こそ2:8法則が有効
・過去問勉強法の有効性
・パラシュート学習法でコアを把握
☆変化するビジネスのコアをつかむには
・コアが何であるかは非常に難しい。
・ビッグデータの活用
・経営者が対局観を持つためには教養と歴史が必要
・ビジネスにおけるコアをいかに発見できるかは、データの用いて定量的に把握、数値で表しにくいものについては「盗んで」覚える。
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読みやすい文書を書く秘訣は、「捨てる」ことです 「分類するな、ひたすら並べよ」というのが「超」整理法のモットーです 目次を活用して全体を俯瞰する 理解できなけれが棚上げして進む
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☆☆☆『「超」集中法』(野口悠紀雄)
『2:8の法則』の重要性の説明から始まり、その2割が全体の中でコアとなる。と論が展開されていく。その割合でこの関係が成り立つ説明として、“教育の仕方”を例にとっている。「crucial(重要な部分)だけを取り出すと体系的にならないし、全体像をイメージしにくくなってしまうのでtrivial(些細なこと)を交えながら、共通のイメージを持ってもらったうえで深い理解につなげる必要がある。」と説明している。
全体のなかで、印象に残った箇所3箇所。抜粋します
①鳥の目法”で全体を把握すれば、個々の部分がどのように関連しているかが分かるそして、重要性とは、個々の部分が全体に対してどのような位置にあるかできまる。
〜〜この“個”と“全体”との関係性が掴めれば(感覚的で良いと思うのだが)理解ができているということなのだと思うし、それができれば他者への伝承ができる。
②全体を俯瞰するうえで重要なのは、できるだけ高いところまで登ることです。とにかく進む。途中で分からないところがあっても、とにかく行けるところまで登ってしまう。それが有効なのは「狭い範囲でコアをみいだしても、それがより広い範囲ではコアではない」というケースなしばしばあるからだ。
できるだけ早く、できるだけ高いところにのぼってしまえば、そこに至るまでの概念や理論付けが分かり、なぜある概念が必要なのか、個々の概念がどのようにつながっているのか、どの程度に重要性のものなのか、といったことがわかります。
〜〜この部分は、“枠組みの範囲”の外からの“客観視”が重要なこと。それは、いきなり外側にでても枠組みの構造が分からないので、その枠組みの中を高速で通過する必要があるといったイメージかな。そこに『俯瞰』という感覚が生じるのでしょう。
③「歴史」は教養の中で重要な地位を占めます。技術が進歩し、資本蓄積が進んでも、社会活動とは、所詮人間集団の営みだからです。
〜〜最近やたらと、この類の言葉に出くわすことが多い。“引き寄せの法則”なのだろう。
先日読んだ『14歳からの哲学』(
『複数の人が集まれば、複数の観念が集まり、混合し、競い合って、その中で最も支配的な観念、つまりもっともっと多くの人がそう思い込む観念が、その集団を支配することになるこれが言わば「時代」というものだ』といった言葉。
「人の営み」の集積。というなかなか実感の持てない存在を意識することは、まさにこの現実を必死に生きながらも、俯瞰する高見に登らせてくれる感覚がある。
2016/06/04
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「さまざまなことに『コア』と呼びうるものがあり、努力をそこに集中すべきだ」という冒頭の文章が、本書の内容のすべてを語っています。
「ジップの法則」や「ランクサイズ・ルール」といった統計に関する話題を盛り込んでいるなど、興味深い話題も多かったのですが、本書から得られる具体的なテクニックに関しては、上の文章に尽きているように感じました。
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ビジネスが勉強と違うのはコアを見出すことが用意でなく、しかもしrが変化すること。ビジネスの歴史を見ると将来のコアとなる新しい技術の潜在力を見抜けなかったれがいくつもある。ただし状況の変化を常に把握し、重要な変化が生じたときに柔軟に対応すれば、この問題に対処することができる。
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核になるもの(およそ全体の2割)に努力を集中すれば,8割の効果・価値が得られるという理論(古くから「2:8法則」と呼ばれている)。大事でない部分にも均等に万遍なく努力を注ぐのは損。核になる部分が何なのかを見つける方法,その一つが,著者が提唱してきた押し出し式ファイリングに代表される「超」整理法。試験勉強などでは,核になる部分は不変,核になる部分を教えてくれる「よい教師」の言葉に耳を傾けるべし,図書館の本を下から見たときに黒くなっているページあたりが大事だとか。ビジネスの分野では核になる部分は時とともに変化するので難しい。高いところからものを見ることができるビジネスリーダーの存在が必要だ。
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野口先生の文章と考え方が好きで、よく読むのだが、本書は内容が薄く感じた。
本書でいう「集中法」は、「どうやって集中力を高めるか?」という話ではなく、いわゆる「20:80の法則」の話。コアに集中しましょうね、という話だった。
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