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キリサキシンドローム
著者 著者:小林 三六九 , イラスト:池田 靖宏
「あのぅ……昨日、俺を殺しませんでしたか?」 ある日突然殺され、翌日なぜか蘇っていた少年・遥彦。殺したのは同じ学校に通う後輩の少女・三日月彼方。彼女が最近巷で噂の 「切り...
キリサキシンドローム
キリサキシンドローム 1 (電撃文庫)
商品説明
「あのぅ……昨日、俺を殺しませんでしたか?」 ある日突然殺され、翌日なぜか蘇っていた少年・遥彦。殺したのは同じ学校に通う後輩の少女・三日月彼方。彼女が最近巷で噂の 「切り裂き魔」 ではないかと推測した遥彦は、翌日の昇降口で恐る恐る三日月に声をかけたのだが……? 三日月彼方とは何者か? なぜ遥彦は蘇ったのか? 2つの謎の交錯点には 『人ならざる者』 の影が蠢く……
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紙の本
惨殺されて仲間になる
2015/08/25 13:49
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生の伊佐見遥彦は、四季森を騒がせるキリサキ魔の犯行現場を目撃し、口封じに殺された。デッド・エンド…となるはずが、何故か傷一つなく目を覚ます。傍らにいたのは黒巫女の不知火杏奈だ。彼女は彼がアヤカシにとりつかれたと言い、その影響で不死身になったと告げる。もう後戻りのできないところに否応なく放り込まれたらしい。
翌日、学校に向かった遥彦は、そこで昨夜の殺人犯と遭遇する。その名は三日月彼方という、新入生の美少女だった。
成り行きで、三日月彼方に同行し、本物のキリサキ魔を捕まえる手伝いをすることにした伊佐見遥彦は、それまで彼が知らなかったジンガイの世界を知る。そこには、昔からの友人の野々原歩美や、委員長の瀬里沢道流も関わっていたのだった。
序盤は自分を殺した相手に肩入れするという変則的なボーイ・ミーツ・ガールに始まり、若干飽きが来るよくある展開だなと思わせたところで、これまた王道的なところではあるのだが、身近な人物が事件に巻き込まれ、異能力を発揮して仲間になっていくという変化が加わることで、タイプの違うヒロインに対する楽しみ方が出来る構成となっている。そうして本来のヒロインも変化していく訳だが、その変化の理由が明確なので納得感がある。
このストーリー展開とバトルは、ラノベよりも連載マンガの方がより盛り上がるかもしれない。人間を切り裂いてエクスタシーを感じるとか、少年誌にはハードルが高過ぎるけと。