紙の本
もやもや
2017/06/03 06:43
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投稿者:金柑露 - この投稿者のレビュー一覧を見る
装丁が可愛いと手に取り、この方の作品初めて読みましたが、、大人の恋と思えばこういうこともあるし、藤代さんの私たちには私たちの
やり方があると言った言葉も頷ける。
が、結局のところ人のいいブライアンはどうなるの??帯にあった30代乙女が粋な染色職人に恋をした。とありましたが乙女?ではなかったような。割と冷めた感じの女性だったイメージがあります。光山もちょいワル風職人だからかそのころの女性から見たら魅力的に思うのでしょうけど、驚くべき過去が、と書かれていたわりにそうでもなかったし、すごく波がある内容でもなくて終わり方も、あれ?これで終わりなの?ともやもやしたままで残念。
紙の本
恋愛は難しい
2017/03/22 16:49
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投稿者:もちっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人の恋愛とでも言うのでしょうか?
本の帯にもありましたが「すき」の一言が言い出せない女性の気持ち、わかるような気がします。 「ひとたらし」とまで言われる彼はどこにでもいそうな人(ここまでひとたらしはいないかな?)読みながら主人公と同じく魅力を感じながらも、≪こんな人イヤだ≫と敬遠してしまう自分。私自身が大人の恋愛には向かないようです。 自分の経験の未熟さ故に、今回の作品はイマイチでした。
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何作も読んできましたが
もしやこの作品が滝羽麻子さんの本領?
描き方が美しくて素直で
とても感情移入できました。
男の描かれ方も女の描かれ方も
男から見ていて頷けることが多くて
京都を感じることは
相変わらずできなかったけど
空気感はとても好きです。
小川糸さんの「喋喋喃喃」に
どこか通じる風を感じたのは私だけかな。
こういう友人関係なら心地よいでしょうね。
修羅場を経てでも手に入れたい快適さを
私は感じてしまいました。
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201702/私にはあわなかった。主人公にも魅力感じないし。小説なのに読者をひきこんで納得させる描写もない。後半のできごとも唐突。京都という舞台で、血の通ってない登場人物達によるふわふわと薄い、雰囲気だけの物語ってカンジ。
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とても素敵で大人な恋物語でした。
光山みたいな男性は、今の世の中では
「人たらし」と呼ばれてもしょうがないような
タイプなんだと思う。
けど、ずっとずっと昔、
結婚とかはたまた付き合うとかそういう概念さえなかった時代は、光山のように本能的に惹かれた人を愛しく思ったりするのが当たり前だったのかなぁ…なんて考えたり。
実写化するなら、光山は江口洋介にやってもらいたいなぁ…なんて考えたり…ね。
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文章も読みやすくて描写もくどくなくて綺麗なのですいすい読めちゃう。けど、うーん…どうも20とか30も上の父親ほどのおっさんとどうのと言われても自分が若かった頃にそりゃあ20くらい上の職場のダンディおじさま何人かに食事にも連れてってもらったりしたけど…読んでても「無いだろ〜」としか思えなくて、ちょっと気持ち悪かった(笑)まあ、芸能界ではたまに聞く話だけど…うーん…ひとまわり上くらいまでが限界じゃ無いでしょうか。それくらいならまだストーリーが入って来たかも。
映画化するなら誰だろうと考えながら読んでたけど、想像すればするほど気持ち悪…
まあ、そこらへんは個人の見解で分かれるところだとは思いますけど、図らずもやたらモテてしまう自由奔放が魅力なおっさんの話でした。
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はやりのカレセン。
おじさまにエロティシズムや萌えを求めるのは、たぶんフェチズムの一種なんだろう。
瀧羽麻子、どんどん危ないところが出てきてる。いい。でもこわい。
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京都で小さな和食器屋を営む、30代の紫の一人称で書かれた小説。
紫が女たらしの40代の染物職人に強引に振り回され、好きになるように仕向けられ、好きにさせられてしまう話。
過去の話や、いろんな登場人物が出て来るが、どんな御託を並べても、彼がとんでもないひどい男だという事実は変わらない。
これは好きなってしまうんだろうなあと思いながら読んでたので、とても話にドキドキハラハラはしないし、応援しようとも思えなかった。
何人もの女と同時に付き合える男で、既婚だろうがなんだろうが悪気ない。
子供の頃に主人公の母を見かけ、その美しさに一目惚れした男が、そっくりな主人公を見かけて、運命を感じ言い寄って来る。
そこを読めば確かに主人公は他の「ガールフレンド」たちとは違うのかもしれないと期待もできる。
が、やはり最後に裏切られる。
それも読んでてわかるので、やはり応援したいと思えない。
主人公は色々見て来て成長したようだが、この先結局よくわからないまま付き合って、そのうち捨てられるんだろうと思え、続きが出ないことを祈る。
主人公が少し変わってるという設定を強調するためか、冒頭は色々変わったエピソードを書いているが、その程度では田舎の人間はともかく、都会の人間は変な顔で見たりしない。
人と接するのが苦手な主人公なので、前半は人との絡みがほとんどない独白のようなページが結構多い。
動きがあまりなく、つまらないと感じる人もいるかもしれない。
登場人物は30〜40代が多いが、恋愛初心者向けなのだろう。
普通に恋愛を経験して来た身としては、学生の恋愛見てるみたいであまり共感できなかった。
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大人の余裕を持つ男性と自分を大切にしてくれる若めな男性との間で揺らぐよくある恋愛小説かと思った。
まったく違う。
過剰な甘さは無いし確信を持って幸せな物語だとも言えない。
でも何だろう。
たっぷり水を含んだ絵の具を和紙に落としたときのようなポッと染まるような、じんわり温かくて不思議な気持ちの良さは。
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17/11/27 (85)
わたしが好きな瀧羽さんじゃなかった。
「染まるんだよ、誰でも」てさいごのくだりはやっぱり瀧羽さんぽいけど。
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京都、和食器店、草木染め職人にこのタイトルとくれば繊細でたおやかな物語を想像していましたが、読んでみると予想外の破天荒さ。
ちょっと期待していた世界観と違ったな。
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【あらすじ】
京都・二条で小さな和食器店を営む紫。好きなものに囲まれ静かに暮らす紫の毎日が、20歳近く年上の草木染め職人・光山の出現でがらりと変わる。無邪気で大胆なくせに、強引なことを“してくれない”彼に、紫は心を持て余し、らしくない自分に困り果てる。それでも想いは募る一方。ところが、光山には驚くべき過去が―。ほろ苦く、時々甘い、恋の物語。
【感想】
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30代女性と50代男性の恋愛。この男性に魅力は感じないけど、近頃読んだ恋愛ものの中ではしっくりきたかな。
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高校生が主人公になるような青春的恋愛物語のような雰囲気ではなく、かといって村上春樹の描くような過激的な雰囲気でもない、淡い感じの雰囲気の恋愛小説です。
特に特別な感じはなくて、主人公達の日常をのぞいているような小説に感じました。
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京都で小さな食器店を営む30代女性が主人公。偶然知り合った草木染職人に心を揺らす。この草木染職人が「ひとたらし」でつかめないんですよね〜。人の懐にすっと入るというか、好かれるというか。本人に悪気はないだけに始末が悪い。結局終盤でこの草木染職人の本心がわかりますが、30代の微妙な時期にこんな人と出会ったらいやだわ〜。ブライアンの一途な気持ちに私なら惚れる。