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【期間限定30%OFF】狐火の夜【イラスト付】

著者 水原とほる , タカツキノボル

きれいなものを汚してしまうのが、怖い。大学生の皐は、図書館で厳めしい表情の男・木津根と出会って、どうしようもなく惹かれていく。木津根もまた純真な皐に惹かれ、二人は恋人とな...

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【期間限定30%OFF】狐火の夜【イラスト付】

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商品説明

きれいなものを汚してしまうのが、怖い。大学生の皐は、図書館で厳めしい表情の男・木津根と出会って、どうしようもなく惹かれていく。木津根もまた純真な皐に惹かれ、二人は恋人となった。なのに、皐は彼のことを何も知らされない。垣間見える不穏さを考えまいとして、木津根との関係に溺れる皐だったが、ある夜、彼の冷酷な顔を目の当たりにしてしまった。そばにいてはいけない、違う世界で生きる人。そう思うのに──。

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出会うはずのない二人が図書館で出会う話

2021/09/23 06:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

思っていたのとはちょっと違った話でした。
(作者さんのこのタイトルだったから
和風オカルトティックな物語なのかしら?って
思っていた)
普通だったら出会うはずのない二人が
図書館で出会い、関係していくお話。

狐火に囚われたのは
皐だったのか
木津根だったのか。
木津根は名前からして何かキツネ(きづね読みですけど)
関係してくるのかと思ったら・・・
そこはそうでもなく(笑)
どちらかというと、狼だし。
しかも群れからはぐれた狼だった。

図書館で出会うという
なんか紙の本の香りが漂うような話になっておりました。
(なので、これは電子ではなく紙で読むのが良いのではとか
考えてしまいました)
ここで、出会うかみたいな二人だったのですが
出会ってしまった。
静かに進行していく病のように
気が付けば離れられなくなっているという。
まるで、夜道を歩いていたら、
この世のあわいに入り込んでいるみたいな。
まあ、まさに狐火についていってしまったのだろうねぇ。
私個人的には木津根が捕まった感強いのですけどね。

皐は痛いめにあうのですが
まあ、作者さんの作品レベルでいえば
撫でられる程度でした・・・(←おいおい)

遠野物語も小泉八雲も好きなので
そこらへんも丁寧にかかれていたので
わたし的には楽しめました。
(BL的にはどうなのかはわかりませんが)

そうそう、友人の亮太くんですけれど、
突っ込まれて書かれていなかったのですが、
皐のこと・・・ひそやかに・・・って思っているのですが
穿った見方すぎですかね?


さらに余談ですが全然関係ないのに
これ読んで柳田國男の「迷い家」を連想しました
佐々木喜善の名前も出てきたからでしょうけど。
私の中ではこの二人の名前を見ると必然としてこれが連想されるらしい。

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2019/07/15 15:26

投稿元:ブクログ

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