紙の本
京都に行きたい、着物を着たくなる。
2016/05/29 19:57
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投稿者:まりぽーさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
煙草を吸う男の指は冷たい、と女に言われたことがある。〈P248〉
というくだりがなんだか心に残りました。
本当でしょうか?
穏やかな世界観がとても好きです。
鹿乃ちゃんの着物も大好き。
ツンデレなお婆ちゃんの昔のお話も大好き。
良鷹さんと真帆ちゃんが探偵役になってるエピソードも鹿乃ちゃんとはまた違って好き。
慧くんと鹿乃ちゃんの関係がいつ変わるのか楽しみ。
電子書籍
楽しみなシリーズ
2016/03/07 14:01
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投稿者:sari - この投稿者のレビュー一覧を見る
3巻目。今回は全部で4編。お祖母ちゃんの恋文がひも解かれたりと楽しめましたが、最後のお話は救いようがなく悲しいお話でした。そして薔薇が標準装備の春野くんが今回も出てきてツボなんですが、白薔薇に子犬のワルツに...鹿乃との関係も面白くなりそうですね。着物の柄などは想像するしかないのですが、短歌なども出てきてなんだか勉強になります。それに、作中にあまりにも自分に近い地名が出てきたので勝手にテンション上がってました。次も、着物の謎ももちろん楽しみですが、登場人物の関係にも何か進展があると面白いなぁ。
紙の本
鹿乃の成長がちょっと寂しいお兄ちゃんたち
2019/06/01 13:11
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投稿者:日曜日 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は仲良し三人娘、鹿乃、梨々子、奈緒も大活躍!普段元気いっぱいの梨々子も、複雑な想いを胸にしまっているんだな…と、主人公のお友達にもスポットが当たって、より登場人物たちが魅力的に映った一冊でした。
鹿乃が慧ちゃんに頼らず、自分の力でなんとか解決したいと頑張る姿は、高校生という時間は大人の女性に成長している過程でもあるのだな、と感じられました。
鹿乃を頼もしく感じる反面、お兄ちゃんと慧ちゃんの淋しい気持ちも分かる、と微笑ましく感じます。
紙の本
これからが楽しみ
2016/12/10 15:22
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投稿者:あやっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の女子高生だけでなく、彼女を取り巻く人達も魅力的。京都の街が目に浮かぶようです。これからが楽しみな一冊です。
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安心して今回も読めた。
慧の出番が少なかったけど、良かった。
このシリーズはほっこりするし、京都に行きたくなるし良い本。
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内容(「BOOK」データベースより)
蔵にある“いわくつき”の着物の管理を、亡き祖母から引き継いだ高校生の鹿乃。ある日、祖母が懇意にしていた骨董店の店主から、祖母が、祖父に宛てて書いたという恋文を渡されて…?一方、鹿乃の兄・良鷹は、野々宮家の別邸にこの時期だけ現れる、風鈴草の着物を着た女性について調べていたが…。京都、下鴨が舞台。古い物に宿る想いをひもとく、温かな人情譚。
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積ん読からようやく。
読み始めるとサクサク読めるんだけどな。好きな本は積ん読にしておくのも好きなんだよな(笑)
憧れの京都、アンティークな着物、ミステリーはやっぱり好き。
この人間模様も好き。どうなるんだろ。
続きも出たら買うぞ。
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物語は真っ直ぐには展開してはくれない。
蔵の着物の謎解きを軸にして
物語は末広がりに紡がれ始め
野々宮家の兄妹や慧に繋がる人たちが
紡がれた羅紗の綾模様のように現れては消える。
作者はどこまでの広がりを
この物語に用意しているのだろうか。
心地よさに読み続けてきた物語の色合いが
玉虫の羽のように 光と影の中で変化してゆく。
深い。底知れぬ深さに
今さらながらに身震いがとまらない。
話は変わるが。
野々宮家で3人が交代で作る夕食が興味深い。
季節の野菜の彩りだけでなく その下処理や
調理法まで 食べることへの敬意と造詣を
感じさせる。間違いなく美味しいだろう。
下鴨アンティークを読み続ける 私の
もう一つの楽しみである。
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3話目の『山滴る』では、何やら慧の生い立ちに曰くがありそうなので今後の展開が気になるところです。それに一見優しげな春野のどこに鹿乃が怖いと感じるのか、それも気になります。4話目の『真夜中のカンパニュラ』は今までの鹿乃の着物関係の謎解きとはテイストが違って新鮮でした。後味の悪いものではありましたが。また、最後の方に付いている人物イラストが、私にはイメージが程遠く違っていて残念。表紙や扉絵のようなイラストだけで充分。
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恋文?と思ったら安定のツンデレおふじさんで安心(笑)
美人で有名だったとかの彼女に似ているんだから、かなりの美少女のはずの鹿乃ちゃんに自覚がないのは、祖母とこの兄とこの慧ちゃんに育てられたからだと思われます。浮世離れし過ぎているのが巻を追うごとにはっきりしてくるという。
今回は、初めて自分だけで(友達は巻き込んだけど)蔵の着物を解決した鹿乃ちゃんと、自分の過去と向き合ってきた慧ちゃんと、実はセンチメンタリストだった良隆それぞれのお話ですね。それも、どれも、今までの平穏から壊れつつある。
今のままではいられない、という緊張感を感じます。
真帆ちゃん、ごめんだけど、良隆お兄ちゃん頼むよ。(笑)
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いわくつき着物のミステリー第3弾。
今回も面白かった。
今回は、鹿乃がちょっとただけお兄ちゃん達離れをしたかな。まぁ、すんなりとは離れて行かないお兄ちゃん達だけど。
おふじさんのツンデレも相変わらずの愛おしさ。
慧ちゃんの出番が少なかったけど、お菓子の家とか作っちゃうあたりかなりの甘々っぷりで本領発揮。
良鷹が主役のお話は今までにない哀しさ。いわく付きの着物だけあって毎回哀しみは付いてくるのだけど、今回のは計り知れない。最後には良鷹の手によってちょっぴり救われたけど、読後にダメージが残る。
最後のイラストはなんで載せたんだろう。表紙と扉絵が凄くいい分やめてほしかったなぁ。肝心の着物の柄がちゃんと描かれていないのが残念。
それにしても1年に3冊。シリーズものでこのペースはありがたい。どんどん読みたい。
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京都を舞台とした、いわくつきの着物の管理をする高校生の鹿乃と、その兄・良鷹、大学教授の幼い頃からの同居人・慧、そしてその友人や、ヒロインの祖母などが絡む人情譚、3巻目。
残された着物に宿る、消えない思い。時を超えて明らかになるその思いはどこにあるのか…
ホンワカする物語だけではななく、ほろ苦かったり、やるせなかったり…人情譚という言葉がぴったりのお気にりのシリーズ。
ヒロインの成長とともに、戸惑う兄&慧の反応が良いです。
特に子供として見ることが難しくなってきた慧の混乱ぶりがクスっと笑えます。
とはいえ、物語は着物の問題を軸にした登場人物達の人間関係が織りなす情緒あふれる物語なので、恋愛の歩みの遅さはご容赦くださいませ。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4929.html
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安定の心地よさ。
慧ちゃん、自覚してきたな、いろいろと。
京ことばがほんとかわいい。
古典のエッセンスが入っているのが、楽しい。
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さらに面白かった。亡くなっているはずのおばあさまがエネルギッシュでパワフルで、最高に良い。怠け者のお兄ちゃんの冒険も切ない。
個人的には、最後のイラスト集は不要だった。自分のイメージを固定してしまいそうなので、見たくない。
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シリーズ3作目!
今作は、真夜中のカンパニュラが切なくて、でもそこには愛があって少し泣けました。
そして、祖母の恋文がパワフルでクスッときます。パワフルだけどヤキモチ妬きで可愛いおばあちゃんにほっこりしました。