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ミツハの一族
著者 乾ルカ
未練を残して死んだ者は鬼となり、村の井戸の水を赤く濁す、そう言い伝えられている北海道・白石村小安辺。このままでは水源は涸れ、村は滅んでしまう。未練の原因を解消し、鬼を常世...
ミツハの一族
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ミツハの一族 (創元推理文庫)
商品説明
未練を残して死んだ者は鬼となり、村の井戸の水を赤く濁す、そう言い伝えられている北海道・白石村小安辺。このままでは水源は涸れ、村は滅んでしまう。未練の原因を解消し、鬼を常世に送れるのは、“ミツハ”と呼ばれる八尾一族の「烏目役」と「水守」の二人のみ――。大正12年、烏のように黒々とした瞳を持つ、帝国大学医学部に通う八尾清次郎に報せが届く。烏目役の従兄が死んだと。墓参りのため小安辺に赴き、初めて水守の屋敷を訪ねた清次郎は、そこで美しい少女と出会う。過酷な運命を背負わされた二人の姿を鮮烈に描いた連作ミステリ。/解説=太田忠司
目次
- 水面水鬼
- 黒羽黒珠
- 母子母情
- 青雲青山
- 常世現世
- 北海道大学とわたし
- 解説=太田忠司
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静かで妖しいそして悲しい雰囲気
2022/01/02 13:23
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
静かで妖しいそして悲しい雰囲気が漂う作品である。伝奇もの、ミステリーものというジャンルに入るのだろうが話の内容よりも、雰囲気を味わう作品のような気がする。登場人物の誰かに感情移入するということもなく、淡々と読み終わってしまった。