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電子書籍
乱歩と正史 人はなぜ死の夢を見るのか
著者 内田 隆三
我々の現代性の黎明期、日中戦争の前/日米戦争の後、江戸川乱歩と横溝正史――二人は探偵小説の夢を創造する。個人の日常生活を成立させるリアリズムの場に深い〈穴〉があき、あるい...
乱歩と正史 人はなぜ死の夢を見るのか
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乱歩と正史 人はなぜ死の夢を見るのか (講談社選書メチエ)
商品説明
我々の現代性の黎明期、日中戦争の前/日米戦争の後、江戸川乱歩と横溝正史――二人は探偵小説の夢を創造する。個人の日常生活を成立させるリアリズムの場に深い〈穴〉があき、あるいはリアリズムの〈場〉が〈死者〉の声に触れて崩れるとき、人間に関わる真実が独特の顔をして垣間見えることがある。だが、この真実を表象する手段は限られている。乱歩と正史はこの真実を寓喩――殺人とその不可能図形によって描き出す。
目次
- はじめに
- 第一章 江戸川乱歩──探偵小説の創造
- 第二章 乱歩の無意識──疑惑とメタ・トリック
- 第三章 乱歩と正史──戦争の前夜を生きる
- 第四章 乱歩と正史──敗戦への時代を生きる
- 第五章 横溝正史──本格探偵小説の創造
- 注
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物足りなかった。
2017/10/26 11:30
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみて、物足りなかった。わたしは江戸川乱歩よりも横溝正史の作品を多く読んできている。どのように論が展開するかと期待して手に取った。
伝記としても、日本の推理小説の軌跡としても、作家の比較論としても、物足りなかったのが正直な感想である。中川右介の新刊がどんなものかと興味が湧く。