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世界を動かす巨人たち<政治家編>
著者 池上 彰
多くの無名の人たちによって、歴史は創られる。しかし時に、極めて個性的で力のある人物が、その行く先を大きく変えることがある。本書では、まさに現代史の主要登場人物とでもいうべ...
世界を動かす巨人たち<政治家編>
世界を動かす巨人たち 政治家編 (集英社新書)
商品説明
多くの無名の人たちによって、歴史は創られる。しかし時に、極めて個性的で力のある人物が、その行く先を大きく変えることがある。本書では、まさに現代史の主要登場人物とでもいうべき6人の政治家を取り上げた。ロシアのプーチン、ドイツのメルケル、アメリカのヒラリー、中国の習近平、トルコのエルドアン、イランのハメネイ。彼らの思想と行動を理解することなく、今を語ることは不可能である。超人気ジャーナリストによる待望の新シリーズ第1弾。世界を動かす巨大な「個人」に肉薄する!【目次】はじめに/第一章 東西対立を再燃させる男 ウラジミール・プーチン/第二章 第二の「鉄の女」 アンゲラ・メルケル/第三章 アメリカ初の女性大統領をめざす ヒラリー・クリントン/第四章 第二の「毛沢東」か 習近平/第五章 独裁者化するレジェップ・タイイップ・エルドアン/第六章 イランの「最高指導者」 アリー・ハメネイ/権力に魅入られた実力者たち――あとがきに代えて/主要参考文献/関連年表
目次
- はじめに/第一章 東西対立を再燃させる男 ウラジミール・プーチン/第二章 第二の「鉄の女」 アンゲラ・メルケル/第三章 アメリカ初の女性大統領をめざす ヒラリー・クリントン/第四章 第二の「毛沢東」か 習近平/第五章 独裁者化するレジェップ・タイイップ・エルドアン/第六章 イランの「最高指導者」 アリー・ハメネイ/権力に魅入られた実力者たち――あとがきに代えて/主要参考文献/関連年表
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紙の本
権力に魅入られた実力者たち
2016/04/20 20:15
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
超大国のリーダーの中から、池上氏が独断で6名(プーチン・メルケル・ヒラリー・習近平・エルドアン・ハメネイ)を選び、その生い立ちから現在までを説明した本です。中でも、プーチン・ヒラリー・習近平の3名に多くのページを割いており、池上氏が重要視しているのは明らかです。
プーチンは東ドイツ・ソ連の消滅という社会主義の崩壊、メルケルは東ドイツの崩壊、クリントンは夫のスキャンダルやオバマに敗北、習は父親の失脚、エルドアンは投獄や被選挙権の剥奪といった挫折を経験(ハメネイは実像不明)。こうした挫折を乗り越えて、現在の社会的地位を獲得しました。そして、プーチンはロシア帝国、習は明、エルドアンはオスマン帝国、ハメネイはペルシャ帝国の復興を夢見ているようです。
ただし各人とも絶頂期は過ぎ、現在正念場を迎えている印象です。今後、いかに正念場を切り抜けていこうとするのか、世界情勢にも大きな影響を及ぼしますので、この6人の動向には目が離せません。
裏表紙の「世界を動かす巨大な個人に肉薄する!」はやや誇大宣伝です。本書は池上氏らしく簡潔かつ分かりやすい内容ですが、深さはありません。加えて6名の今後の見通し等は示していませんので、「肉薄」を期待した方には物足りないでしょう。ただし、名前は良く知っていても、その思想や行動の背景等は全く知らないものです。日々の報道に接するに当たっての予備知識・補足知識として、本書は有効だと思います。個人的には、知らないことばかりで面白かったです。