電子書籍
こんなのでしょうか
2017/09/27 23:35
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投稿者:うみべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくある話、有名スターの裏の顔を見せつけられて幻滅した様な、かつ一般企業や政界に見られる派閥抗争などが主軸となるお話。医学会も実際はこんなのですかと知人の医師に話しつつこの本を薦めようと思いましたがやめました(笑)。
紙の本
スラプスティック
2017/10/12 23:32
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノンフィクションライターの吉沢アスカが、医療崩壊をテーマに本をまとめようと決心。天都大学附属病院の取材を始める。折しも同病院は、院長が急死したため、次期院長の選挙直前。先の院長の死にも疑いがもたれる。本書は、医師と作家の二足の草鞋を履く久坂部羊氏が、その模様を面白く書こうという狙いらしいが、完全に空回り。笑える部分もあるが、つまるところスラプスティック。結局、何が言いたいのか分らず、ラストに至ってはテレビレベルのお笑い。もとより、医学界の内幕ものにもなっていない。
電子書籍
喜劇的で結構核心に迫っているかも
2018/01/27 20:35
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投稿者:PUCHI - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルを見て購入。読み進めていくと当初の予想とは全く異なったイメージの内容。面白いというよりは、バカらしいような印象。しかし、だんだんと思い当たる節がどんどん増えて、「そうだよな」「それありかも」etcと妙に納得する箇所も増え、読み手がどんな反応をするかなと逆に作者が観察しているような印象。
紙の本
白い巨塔には、遠く及ばず。
2017/10/13 22:20
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投稿者:我らが南海ホークス - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルから、名作「白い巨塔」の二番煎じかなと思わせるが、内容は、あまりにもお粗末で、素人でも予想できる医者の不毛な争いをそのまま、記載しており、新規性に乏しい。加えて、1冊で完結させるために、急ぎ働きでクライマックスを迎えており、やっつけ仕事のように感じた。
電子書籍
幼稚すぎる
2017/10/02 12:21
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投稿者:honto user - この投稿者のレビュー一覧を見る
名作「白い巨塔」の現代版を期待したが、内容は幼稚なドタバタコメディでした。買って後悔。
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20170919リクエスト
楽しみにしてた作品。
いつから、この著者は、ドタバタ喜劇みたいになっちゃったのかな。無痛とか、キッチリ医療系が、とても好きだったので残念。
前の作風に戻してほしいです…
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医療の現場も一つの組織だから、
一般の企業と変わらないのだろうが、
人の命を預かる特殊な仕事だからねぇ。
こんなオチャラケた世界でないことを願うばかりです。
最終章の「面白い巨塔」と山崎豊子「白い巨塔」、ホント180度違う世界。
どちらも読後感は決して気持ちは良くないですね。
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内容(「BOOK」データベースより)
国立大学病院の最高峰、天都大学医学部付属病院。その病院長・宇津々覚が謎の死を遂げる。「死因は不整脈による突然死」という公式発表の裏では自殺説、事故説、さらに謀殺説がささやかれていた。新しい病院長を選ぶべく院長選挙が近く病院内で開かれる。候補者は4人の副院長たち。「臓器のヒエラルキー」を口にして憚らない心臓至上主義の循環器内科教授・徳富恭一。手術の腕は天才的だが極端な内科嫌いの消化器外科教授・大小路篤郎。白内障患者を盛大に集め手術し病院の収益の4割を上げる眼科教授・百目鬼洋右。古い体制の改革を訴え言いにくいこともバンバン発言する若き整形外科教授・鴨下徹。4人の副院長の中で院長の座に就くのは誰か?まさに選挙運動の真っ盛り、宇津々院長の死に疑問を持った警察が動き出した…。
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医師が描く小説なので、多少の誇張はありこそすれ、医療現場の現実はこんな感じなのでしょう。
不寛容なこの世の中ですが、ドクターたちには激務に耐えて頑張ってほしいものです。
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久坂部羊さんの「院内選挙」、2017.8発行です。大学病院の院長が急死して、4人の副院長が院長に立候補、その様子を女性ライターが取材するという物語です。久坂部さん得意の医学会の内情、医師たちの本音がずばずば、これでもかというほど出てきます。メジャーの科の驕り、マイナーな科のひがみ、そして患者抜きの出世欲。我がままで傲慢で世間知らずの自信過剰な自己チュー人間の集まり。各科の先生が他の科をどうみているかは、とても面白かったです。患者の立場からは笑ってられませんが。ただ、結末は「?」でした。これで台無しではと。
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医者の内幕を描いた話。ただだいたい想像が出来る。そこに前医院長の謎の死が。最後のオチは読んでのお楽しみであるが、ドタバタしていて、ああそうだなという事で終わったところはちょっとあれと拍子抜けで終わる。少しおちゃらけな話でした。以外な医者の本音が書いてありそうな話です。絶対言わないけど。
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巨大大学病院の院長選挙を巡り、内科・外科・整形・眼科の四人の教授が争う。
カリカチュアライズされた大学教授が色々と出て来て、それぞれがステレオタイプな他科蔑視発言や不品行を繰り返す。
ドタバタ小説ではあるが、言ってることはあまり外れてない(多かれ少なかれ腹の中では思っているような内容も多い」かも
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内容紹介
医学部でいちばん偉いのは、 何科の教授だと思うかね?
超エリート大学病院を舞台に、医師たちの序列と差別、傲慢と卑屈だけを描いた抱腹絶倒、本音の医療小説!
きっと誇張して描かれてるのだろうけど 作者は作家であり医師でもあるので 少なからずあり得るのだろうなぁと思いながら読んだ。
登場人物達の個性が強過ぎて笑える。こんなお医者さんには診てもらいたくない。
医療モノや警察モノを読んでていつも思うのだけど 派閥争い的なものがなかったら 治療や捜査の能率は格段と上がるのではないかと素人考えに思ってしまう。
ラストはクスッと笑ってしまった。
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国立大学病院の最高峰、天都大学医学部付属病院。その病院長・宇津々覚が謎の死を遂げる。「死因は不整脈による突然死」という公式発表の裏では自殺説、事故説、さらに謀殺説がささやかれていた。新しい病院長を選ぶべく院長選挙が近く病院内で開かれる。候補者は4人の副院長たち。「臓器のヒエラルキー」を口にして憚らない心臓至上主義の循環器内科教授・徳富恭一。手術の腕は天才的だが極端な内科嫌いの消化器外科教授・大小路篤郎。白内障患者を盛大に集め手術し病院の収益の4割を上げる眼科教授・百目鬼洋右。古い体制の改革を訴え言いにくいこともバンバン発言する若き整形外科教授・鴨下徹。4人の副院長の中で院長の座に就くのは誰か?まさに選挙運動の真っ盛り、宇津々院長の死に疑問を持った警察が動き出した…。
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ミステリ要素がちょっぴり入ったコメディという趣である。大学病院の院長選挙をコメディ化したらこうなるだろうという、まさにお手本のようなドタバタぶりで、院長候補の医師たちの俗物ぶりに、思わず顔を背けたくなるほどである。同じ医師として、著者はよくここまで書けたと逆に感心する。途中ほんのちょこっと、それぞれの俗物医師たちの日ごろの努力や本業における手技の確かさにも触れられているが、実際の医療現場ではこの部分が大多数だと信じたい。ミステリ部分は、付け足し感がどうしても否めないのがいささか残念ではある。医師あるある的に愉しめる一冊ではある。
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‹内容紹介より›
国立大学病院の最高峰、天都大学医学部付属病院。その病院長・宇津々覚が謎の死を遂げる。「死因は不整脈による突然死」という公式発表の裏では、自殺説、、事故説、さらに謀殺説がささやかれていた。新しい病院長を選ぶべく院長選挙が近く病院内で開かれる。候補者は4人の副院長たち。「臓器のヒエラルキー」を口にして憚らない心臓至上主義の循環器内科教授・徳富恭一。手術の腕は天才的だが極端内科嫌いの消化器外科教授・大小路篤郎。白内障患者を盛大に集め手術し病院の収益の4割を上げる眼科教授・百目鬼洋右。古い体制の改革を訴え言いにくいこともバンバン発現する若き整形外科教授・鴨下徹。4人の副院長の中で院長の座につくのは誰か?まさに選挙運動の真っ盛り、宇津々院長の死に疑問を持った警察が動き出した……。
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現実でどうかはさておき、各科の教授たちが反目している様子は読んでいて面白いです。
内科医は「外科の連中がやってる手術などは、有り体に言って、患者に大けがをさせるも同然の野蛮な行為じゃないか。医師免許がなきゃ傷害罪、ひとつまちがえば傷害致死罪だ。出血や感染の危険もあって、命を延ばしてるのか縮めてるのかわからん。だいたい、悪いところがあったら切るなんて、原始的な発想で知性のかけらもない」と言い、
外科医は「内科医なんて聴診器を当てて薬を出してるだけなのに、自分こそが医者だみたいな顔をして、傲慢にもほどがあるわ。聴診器で診断できる病気なんて何もないのに。呼吸音で肺がんは診断できないでしょ。喘息の喘鳴は聞き取れるかもしれないけど、そんなもの聴診器が無くても聞こえるわよ。不整脈や心雑音も心電図や心エコーの方がよっぽど正確に判定できる。打診や触診も患者をたぶらかすパフォーマンスも同然で、お腹を押さえてしこりが触れるようなら、そのがんはもうとっくにておくれよ」と容赦ない。
このほかにも各科の教授が相手の科をこき下ろし、口喧嘩小説としては読んでいて面白いです。
ただ、実際に患者として病院にかかる、ということを考えると(医者が著者でもあるので)、大学病院って……と考えさせられます。
『白い巨塔』よりもリアリティがなく(フィクション感が強く)、教授たちのプロフェッショナルな感じがしない、というようのもエンタメ小説どまり、という印象を与えているように感じます。