聖霊狩り
商品説明
非業の死を遂げた怨霊が神として祀られたもの、それを御霊という。その御霊を暴走しないように管理しているのが、この国に奈良時代から存在している影の組織「御霊部」だ。鎧武者の亡霊を鎮めた御霊部の少年・飛鳥井柊一は、長老・籠目の命を受けて安内市の五郎神社へと向かった。そこの御霊は、20年に1度祟りをなすという。神社に着いた柊一は、町全体にあやしげな気配を感じるが…?
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電子書籍
面白いです。
2021/07/12 01:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カニ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズを通して読めば読むほどキャラクターが生き生きとしていて面白いです。
重すぎず軽すぎず、ちょうど良い文章で読みやすいです。
紙の本
闇に歌えばの続編的シリーズ
2001/07/25 01:14
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろみやりょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
活動の拠点が主にスーパーファンタジー文庫だった作者の、次コバルト文庫に初登場した作品です。新シリーズではありますが、完全には新ではありません。かつて、スーパーファンタジー文庫で人気のあった、「闇に歌えば」の続編ともいうべきシリーズなのです。
しかし主人公はヤミブン—正式名称文化庁文化財保護部特殊文化財課。イワクツキの文化財を、組織の名前を隠して収集している国の機関—所属の楠木誠志郎ではなく、ヤミブンと同業者でありながら非友好関係にある御霊部—非業の死を遂げ怨霊となったものを神として祭った御霊が、暴れださないように監視している組織で、その歴史は古く、さかのぼれば千年以上なる国がバックに付いている秘密組織—の鈴男こと飛鳥井柊一。
しかしご安心下さい。しっかりと、メインキャラとして誠志郎も登場しております。反目しあいながらも、時折不本意ながらも協力関係にあったりする、ふたりのやりとりが読んでいて楽しく、笑いを誘います。「闇に歌えば」がヤミブン中心の話だとしたら、この聖霊狩りは御霊部中心の話となっていて、ただ違うのはどうやら、こちらはあるひとつの町を舞台にして事件が起こっていくようです。
そして、その舞台の町というのが、単発ホラー作品「闇がざわめく」に登場した町。漫研所属のにぎやかなあの少女達もメインキャラとして登場しています。弱冠の設定変更は行なわれているようですが。懐かしさとともに、新しさも同時に味わえる作品となっています。「闇に歌えば」ファンは必読です。