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投稿者:MTB84 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういうエンディングか…。物語の始まりからして何かしらの人間臭い予定調和な終わり方は無いのだろう、とは思ったが…究極のラブロマンスか。読後感は大昔に読んだ小松左京作品や映画の2001space odysseyを連想させる。嫌いじゃないが。
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終巻。
こういったラストかー。
ちょっと…なー。
これはこれでありだと思うけど、もうちょっと違った展開を期待してた。
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これは……どういう作品だったんだろうかと読み終わった後も受け止めきれずに居る
第一話を読んだ時は全身が燃えている男による復讐譚だと受け止めていた。だからベヘムドルグでアグニが助けたい、世界に負けたくなかったと独白した時には驚きつつもそれでこそ主人公だ!という思った。
第4~7巻のある意味迷走とも言えるアグニの中途半端な行動は目的を失ってしまい、他人から与えられた役割を受け入れてしまったがためのものだと理解できた
それらを経過しての最終巻は7巻ラストでアグニが抱いた想いからユダ、もしくはルナを何らかの形で救済するような話だと予想していた。それだけに復讐者としての役割に準じるようにアグニ教の信者を蹂躙しサンを殺し生まれ変わり、全てが滅んでしまう展開はあらゆる予想と理解の範疇から外れていた
アグニにとっては呪いの言葉となってしまった「生きて」から全てが始まった物語。当初はアグニの命を生きながらせ幾つかの命を救う結果に繋がったけど、一旦炎が消えてユダと生きていく中でどうしても「死ねない」事がマイナスになり再び炎を纏いどのような攻撃にもすぐに復活する姿は悪魔そのものでしか無かった
終盤に記憶の混乱すら来たし、正義も主人公も神様も復讐者であることも辞めた彼の中に残ったのは「生きたい」という想いとユダ(ルナ)の笑顔。
雪に覆われ遠からぬ滅びが待ち受け誰もが生きることが難しい世界の中で炎に包まれながらも生き続けたアグニ。あのラストにおいて「貴方のなりたい貴方になって」というユダの願いはどのように生きていたのだろうか?
もし、数年後に再び読んだらもう少しアグニの心を理解できるのだろうか、なんて思ってしまった。
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完結。1巻から通しての感想としては、予想の出来ない展開と深い思想にドキドキした前半に比べて後半はちょっと…な感じだったかな。時折挟んでくる真面目なシーンでの笑えるツボも減っちゃうし。行動範囲が徒歩圏内だったのに最後は地球とか宇宙規模のスケールになってびっくり
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正直祈るような気持ちで読んでおりました。
上手い事着地点を探して欲しい・・そんな感覚です。
きちんと纏め上げたというか。一安心いうか・・・。
もう少しばかり説明的なエピソードがあったほうが良かったのかな・・
うーん蛇足になってしまうだろろうか・・・
<追記>
ルナとサンの対の存在なんですね・・もちっと読み直して来ます。
筆者の中では、最終巻はクライマックスなんでしょうが、(だしがらみたくなって)
読み手としては、それがピークにはなってくれません!
今思い出しても、俺個人として思い出すのが「ルナとサンが結ばれるところ」です。
まぁそうなるわな…でも…良かったよな!的な。
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映画を観たような気分にさえなる読後感に包まれます。
面白かったが自分には少々難しかった。
最初は復讐をテーマにしてるのかと思いきや、後半で宗教や思い込みの力の強さを伝えたかったのかなって感じでした。
毎巻予想を超えた展開を見せてくれてとても楽しい作品でした。
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なぜ生きるのか?
どんなに苦しくても狂っても生きようとしてしまうのか?
文章では語れない、理屈が通らない、その訳を世界の混沌とアグニの生き様を通して、描ききったと思う。
物語が少々破綻していても勢いで読ませる。
作者特有のシュールなセンスも良い感じ。
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読了!
復讐ものと見せかけて全然違うテーマでしたね。
生きる為に役割を演じて、演じさせられて、期待して、期待に応えて、現実を見つめれば苦しいけど、あまりにも目を逸らし続ければ自分が何なのか分からなくなって、同じものに救われて、苦しめられて…。
ひとつのテーマや人物像をここまで複雑に多角的に描写できるクレバーさ。
ものごとの複雑さは"現代社会"っぽさがあってリアリティを感じます。
でもとにかく理屈抜きに面白くて絵もめちゃくちゃうまくて最高✨
藤本先生のファンになりました。
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宗教、バトル、ギャグ、全てが高みに達している漫画だった…読後、しばらくぽけーっとしてしまった。
トダカの死、以降は読むのがしんどくなってしまったが、それも含めてこの作品だと思う。素晴らしかったです。
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振り落とされた。
なりたい自分?なるべき自分??
「サン」と「ルナ」で決着しちゃったんだね……。
そうか「アグニ」と「ユダ」はあるべき自分、他人が求める姿を演じ続けて、その名前の間はなりたい自分じゃなかったってこと……。
ずっと二人の苦しみを見てきた……。
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復讐、宗教、国家、死生観などいろんな事を考えさせられるとてもヘビーな内容だった。読んでて気が滅入ることも多々あった。トガタのブッ飛んでるところ好きやったな。
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作品の魅力を文字で表現するには限界があるが、世界観やキャラクターなどが独特で、印象深い作品。
・(評者個人の物差しでみた)完全な正義や悪を体現しているキャラがいない。ほとんどのキャラが人を殺しており、序盤では純真無垢な存在だったサンが終盤では盲信者として描かれていたりとストーリー内でのキャラの変化も著しい。
・トガタが「なぜアグニは生きなければいけない?」という自問自答にどう回答を出したのか。作品では語られず、推測するにもわかるようでわからない
・周りの状況に合わせ、役割を(時に無意識のうちに)演じ、演じているうちに、本当にそういう自分になっていく。中動態の概念にも通じるように思う
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文句なしで大好き。
確かにだんだん鬱屈で難解になってくるんだけど、個人的にはものすごく仏教的な話なんじゃないかと思った。実際は違うかもしれないけどそういう解釈の幅が生まれる所も含めて好き。
すごく映像的なマンガだから理屈とか説明とかはどうでもよくて、ただ今この作品を読んでいる自分がどう感じてるかに集中すると楽しめるかも?
チェンソーマンを読んでても感じたけど、この人のマンガは物語の入り口と出口だけ決めて、あとは毎週各話が面白ければなんでもアリ、みたいな比類ない大胆さがあるからスゴイ。
思いついちゃったことを全部そのまま描いちゃってそれで面白いっていう、ゆでたまご的な作家性。鬼滅の刃みたいにメガヒットはしないかもしれないけど、俺はファイアパンチもチェンソーマンも大好きだよ。
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読み終わって、ん!?って言ってもた。3巻くらいまで、胸糞の悪さというかしんどさがすごくてはよ読み終わらないと、と思って急いで読み切った。読後感が悪くないのが不思議。
ちょこちょこと引っかかる部分(トガタのこととか)があったなぁとは思う。全体的にはちょっと…スケール大きすぎてついてけなかった感。
良い悪いではないけど、こんな毎巻キャラクターとか舞台が変わっていくマンガもそうそうないよなって思った。
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太陽と月って決して同じ時の中には居ないから、最後もまた一緒にはいられなかったんだろうけど。ら
最初アダムとイブみたいな創造の話かと思ったけど違うのかな。
1巻冒頭からの人肉食べるカニバリズム、男と女というジェンダー論、人は自分が信じたいものを信じるカルト、色々な映画のオマージュ
全巻8巻で、一気読みできるしどうなるか分からない展開なので飽きがこなくて面白かった