商品説明
東北・北陸の各地を旅し、数々の名句や研ぎ澄まされた散文による夢幻的紀行「おくのほそ道」(新訳・松浦寿輝)をはじめ、「閑(しづか)さや岩にしみ入(いる)蝉(せみ)の声」(芭蕉)、「夏河を越すうれしさよ手に草履(ざうり)」(蕪村)、「白魚(しらうを)のどつと生(うま)るゝおぼろ哉(かな)」(一茶)といった名句の数々と、連句「鳶(とび)の羽のの巻」、長詩「春風馬堤曲(しゅんぷうばていきょく)」など、江戸期俳諧三人の巨星の名句・連句を精選し、新たに評釈を付す。俳諧の文学的・詩的魅力を味わい尽くす最良の入門書。他に、鼎談形式で歌仙を愉しむ『とくとく歌仙』より「加賀暖簾の巻」なども収録。
解説=池澤夏樹
月報=:藤野可織・堀本裕樹
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紙の本
俳諧巻。
2020/02/29 17:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る
難しそう、というイメージがありどうにも得意分野ではない俳諧。
でも面白かったです。『おくのほそ道』は教科書のイメージが強かったけど
普通に(失礼な)楽しめました。当時毛嫌いしないでちゃんと読んでおけば良かった。
芭蕉の通った道を辿る人が多いのも納得です。辿りたくもなります。
『とくとく歌仙』も面白かった。奥深いニュアンスでバトル(違)してる感じが痺れる。