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京なさけ
著者 倉阪鬼一郎
皿を食わせるのかと、客が怒る老舗京料理屋。時吉に立て直せるか?このままでは店が潰れる! 客をも見下す大女将と板長。二人の料簡違いを窘めんと、跡取りの願いで時吉は京へ。事態...
京なさけ
京なさけ 書き下ろし長編時代小説 (二見時代小説文庫 小料理のどか屋人情帖)
商品説明
皿を食わせるのかと、客が怒る老舗京料理屋。時吉に立て直せるか?
このままでは店が潰れる! 客をも見下す大女将と板長。
二人の料簡違いを窘めんと、跡取りの願いで時吉は京へ。事態は思わぬ展開をみせ…。
時吉とおちよの旅籠付き小料理のどか屋に、京から老舗料理屋の跡取りが訪ねてきた。時吉の料理の師・長吉が若い頃に修業した四条大宮の宮戸屋の若旦那・京造だった。父の死後、母と板長が形にこだわって心のこもらぬ料理しか出さぬので、客が怒って、このままでは店が潰れてしまう。なんとか料簡違いを窘めて店を立て直してほしいというのだ。時吉は京に行ったものの……。
~本書に登場する小料理~
・蛸のやわらか煮 ・蓮根せんべい ・烏賊の黄金扇 ・狸汁
・常節の鹿の子煮 ・椎茸雑炊 ・里芋の柚子味噌がけ
・秋刀魚の菊花巻き ・穴子の八幡巻き ・翡翠揚げ松葉刺し
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